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公開日:2017.11.13

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.02

出会い系コミュニケーションに潜む危険

写真:出会い系コミュニケーションに潜む危険

「私は絶対に大丈夫!」と思っている人でも、足元をすくわれてしまうのが出会い系サイト。恋愛感情を盛り上げて、冷静な判断をできなくするのが悪徳業者の罠なのです。「まさか!」と思うあなた、だまされたと思ってご一読ください!

1標的は女性に拡大! 悪質な出会い系サイトの実態

写真:標的は女性に拡大! 悪質な出会い系サイトの実態

"サクラサイト"とは、出会い系サイトを装う詐欺サイトのこと。架空の女性に扮した"サクラ"にだまされて、お金をだまし取られる――ひと昔前の出会い系サイトの標的は男性とされていました。

しかし、今やターゲットは女性にも拡大! タレント、企業経営者、医者、弁護士、占い師等になりすまし、気のあるフリで言葉たくみに女ゴコロをくすぐる女性向けサクラサイトも増えているのです。

サクラサイトの手口は3種類。SNSのメッセージ機能等で声をかけて、メッセージのやりとりで「ポイント購入」が必要なサクラサイトに誘導するタイプ。あるいは、出会い系サイトでの交流からまとまったお金を要求してくるタイプ。さらには、サクラサイトでの「ポイント購入」を促しつつ、まとまったお金も要求するという複合的な手口もあるそうです。

実際にはどのようなやりとりでだまされてしまうのでしょうか? 憧れのアイドルを騙る"サクラ"に、まんまと騙されてしまったA子さんのケースを見てみましょう。

2あなたの「特別感」をくすぐるメッセージには落とし穴が......

写真:あなたの「特別感」をくすぐるメッセージには落とし穴が......

きっかけは、A子さんのFacebookメッセンジャーに届いた、芸能マネージャーを名乗る人物からのメッセージでした。

「あなたのプロフィールを見た●●(人気アイドル)が連絡をとりたがっている。謝礼を支払うので、話し相手になってくれませんか」。

「芸能人なので、個人アドレスはNG」と誘導されたのは、会員制のWebサイト。メッセージの送受信にはポイント購入が必要でしたが、相手は人気アイドルです。「謝礼をもらえるんだし......」と、A子さんは話し相手になることに決めました。

人気アイドルの心の友になり舞い上がっていたA子さんでしたが、友人に言われた「それ、サクラサイトじゃないの?」という言葉にハッとします。「そういえば、謝礼をもらっていない......」。もう既に、ポイント購入額は100万円を越えていました。

ところが、ポイント購入をやめたA子さんに、今度は所属事務所の代表を名乗る人物からのメッセージが届きます。「あなたのおかげで彼は変わった。今、彼を見捨てないでやってくれ」。

まるでドラマのような展開! 甘い言葉に誘われて、A子さんはまたポイントを購入。アイドルのふりをしたサクラとのやりとりを再開してしまったのです。

3「知らない人からのメールは開かない、返信しない」

写真:「知らない人からのメールは開かない、返信しない」

こうしたやりとりのきっかけは、不正に売買されているアドレスへ直接送りつけられるメールや、LINE、フェイスブック、mixi、GREE等のSNSを通して届くメッセージ。そもそもこんなトラブルを避けるには、「知らない人からのメールは開かない、返信しない」を貫き通すのが一番です!!

いうまでもなく、見知らぬ人と金銭のやりとりをする等言語道断ですが、万が一、お金が絡むやりとりをしたときには、メールやメッセージをすべて保存しておくこと。詐欺被害に遭った場合も、消費生活センターに申請して請求を止めたり、お金が戻ってくる可能性もあります。

4LINEでトラブルに巻き込まれないために

写真:LINEでトラブルに巻き込まれないために

近ごろは、LINEを通じて知り合った人とのトラブルも増えています。現金強奪や性犯罪被害等の凶悪事件も発生しており、掲示板で知り合った話し相手と待ち合わせをしたら、数人の男が待ち伏せていた......等の恐ろしいケースも! LINEでは安心してサービスを利用できるようトラブル対策を実施していますが、利用者が多い人気アプリのため犯罪者もどんどん参入してきています。利用する側も自己防衛として、以下の対策を検討してみましょう。

1.「IDの検索を許可」をオフ

悪質な出会い系サイトは、LINEのID を狙います。知らないうちにIDで検索され、友だちに追加されないように、普段は「プロフィール設定」で「IDの検索を許可」をオフにしましょう。

2.「アドレス帳の利用」「友だちの自動追加」機能を使わない

意図しない相手とLINEの「友だち」にならないために、「設定」→「友だち」で「友だち追加」「友だちへの追加を許可」をオフにしておきましょう。

3.セキュリティ製品を使う

「Web脅威対策」「有害サイト規制」等の機能があるセキュリティ製品を使えば、悪質なWebサイトへの遷移を阻止することができます。

サクラサイト業者は、いわば人を騙すプロ。何の知識も持たずに渡り合うのは非常に危険です。「自分だけは大丈夫」と思わないことが、何よりのトラブル予防策になりそうです!

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チエネッタ編集部

チエネッタ編集部

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