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公開日:2018.11.01

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.22

被害額250万円相当 仮想通貨を狙った詐欺メール

被害額250万円相当 仮想通貨を狙った詐欺メール

「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿を録画した」という内容でメールの受信者を驚かせ、仮想通貨での金銭支払いを要求する詐欺が増えているのをご存じですか。
いつあなたに届いてもおかしくはありません。メールを受信してしまった時に対処できるよう、ぜひ事例を知っておいてください。

ドキッとする内容にだまされないで!手法はありふれた「ばらまき型」メールです

今回の詐欺メールは偽サイトへの誘い込みなどはなく、メールのみで受信者を脅し金銭を支払わせる手口となっています。ターゲットは特定の人物ではなく不特定多数の人々です。

画像:メールの主な特徴

実際に送られたメールの主な特徴
・日本語が不自然
・送信元メールアドレス(From)が受信者のアドレスに偽装している
・メールの本文中にメールアカウントなどのパスワードが記載されている
・金銭の支払いを仮想通貨で要求する

画像:メールの主な特徴
▲トレンドマイクロ社より転載

動画を撮っていると書かれていたり、パスワードが記載されたりしていると本当にハッキングされたのでは、と不安になりますが実際にハッキングされているわけではありません。
焦って支払いをしないように対処する必要があります。
ただし、メールに記載されているパスワードが合っている、他のサイトで登録しているものである場合は別のところから情報が漏れている可能性があるため変更するのをおすすめします。

わずか12日で3万通が確認され仮想通貨250万円相当が被害に

このメールが確認されたのは2018年9月中旬のこと。
トレンドマイクロ社の調べによるとわずか12日間で3万通におよぶこの詐欺メールが確認されました。さらに、メール内で指定されている仮想通貨(ビットコイン)のアドレスについてみてみると、合計で約3.4BTC(日本円で250万円相当)もの入金が確認されたのです。
さらに同様のメールは仮想通貨が流通している海外でも確認されています。ひとたび利益が得られた手口は何度も繰り返されることが多いため今後も増えることが予想されます。

怪しいメールはまず"受け取らない"対策を

1. フィルタリング設定をする

メーラーやセキュリティー対策ソフトにあるメールの「フィルタリング」設定をすると詐欺の発端となる不審なメールをある程度迷惑メールフォルダへ振り分けてくれます。まずは普通のメールと同じように受け取らないことが大切です。

2. 怪しいと思ったら削除する

事例を知っていれば、メールを開いてしまった時も心配はいりません。これは怪しいな、詐欺メールだな、と感じたら速やかに削除するようにしましょう。また、件名や差出人を見たところで怪しいと思ったら開かずにゴミ箱へ。

■参考記事
「簡略版セクストーション」による被害発生中、詐欺メールで金銭要求
https://www.is702.jp/news/3379/

「アダルトサイト経由のハッキング」で脅す詐欺メール、12日間で250万円を詐取か
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/19682

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チエネッタ編集部

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