NTT西日本では2002年11月より「フレッツ・ADSL モア」のサービス提供を開始しております。
「フレッツ・ADSL モア」は、スペクトル管理
*1での扱いに関して既存のサービス(8Mタイプ)と同等の伝送方式*2を採用しているため、提供条件の変更はございません。お客さまには安心してご利用いただけます。
※ 現時点では、「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式に関するスペクトル管理基準が決定しておりませんが、他プランと同等な伝送方式のため、第1グループ相当
*3に仮設定する予定です。
※ 「フレッツ・ADSLモア」の伝送方式は、今後確定する「スペクトル管理標準」に従い適合性の確認を行う予定です。
*1 スペクトル管理
スペクトル管理は、電話ケーブル内の通信において相互干渉による悪影響により利用者の不利益とならないよう、相互干渉の許容範囲を明確にし、電話ケーブルを有効に利用することを目的に、標準化団体であるTTCにおいて「スペクトル管理標準」 (TTC標準JJ100.01)として2001年11月に標準化されています。スペクトル管理標準に記載された方法により、同一ケーブル内で相互の伝送方式が共存できるかどうかを確認することを「スペクトル適合性の確認」と呼びます。各伝送方式はスペクトル適合性を確認した上で、他回線に与える影響の度合いに応じ、第1グループ
*3 、第2グループ
*3に分類されます。
*2 「フレッツ・ADSL モア」の伝送方式
「フレッツ・ADSL モア」で採用している方式は、すでに「スペクトル管理標準」(TTC標準JJ100.01)において第1グループ
*3に分類されている「ITU-T勧告G.992.1 AnnexC」と同一のPSDマスク
*4です。
*3 第1グループ、第2グループ
「スペクトル管理標準」の中で、その方式が他の回線に及ぼす干渉の程度に応じ、第1グループ、第2グループに分類しています。
第1グループ このグループに属する伝送方式は、相互に漏話雑音が与える影響が小さく、ケーブル内の収容に特段の制約を設ける必要がありません。
第2グループ このグループに属する伝送方式は、第1グループに属する伝送方式に与える影響、もしくは第1グループに属する伝送方式から受ける影響が大きいことから、収容に制約条件を設ける必要があります。第2グループの伝送方式は、接続約款で次のような制約条件を設けることとなっています。
*4 PSDマスク
PSD(電力スペクトル密度)はある周波数における送信信号の電力を示し、大きな電力の信号を送ればそれだけ他の回線への影響が大きくなります。このため、他回線への影響が軽微となるように、特定の周波数帯域における送信信号の電力制限を規定したものが「PSDマスク」です。
スペクトル適合性の有無を調べるために、使用している送信信号が「スペクトル管理標準」に規定されているPSDマスク内に収まるかどうかを確認します。

別紙:「フレッツ・ADSL モア」に関する技術仕様をご参照ください*5 同一カッド
電話などの通信回線は1対(2本)の銅線からなります。しかし、NTT収容局からお客さま宅までの間では「ケーブル」により複数の回線が束ねられています。
このケーブルの基本単位を「カッド」と呼び、より線となった2対(4本)の芯線から構成されます。また、複数のカッドを束ねたものを「ユニット」と呼び、さらにユニットを束ねたものがケーブルとなり、1ケーブルに数百〜数千の回線が収容されます。
ある通信回線が収容されているカッドの残りの1対に収容されている回線を「同一カッド回線」と呼びます。2つの隣り合った回線がお互いに強い干渉を及ぼすので、第2グループでは「同一カッド回線」の制限が設けられる場合があります。
同一カッドについて
[2003年2月5日掲載]