BCP対策 2019.10.11 公開

安全にデータ共有を行なうためには?

本社と支店で顧客情報を共有したいのですが、安全にデータ共有を行なう方法はないでしょうか?

「VPN」を利用すれば安全にデータ共有を行なうことができます

安全にデータ共有を行なうためには? 注意点 パソコンや周辺機器などには厳重なセキュリティー対策を行う必要がある 用途や規模に合ったサービスを選ぶ必要がある

安全にデータ共有を行なうためにはセキュリティー対策がなされたパソコン同士で通信し、許可されたユーザーのみが利用できる信頼性の高いネットワーク環境が必要です。


許可されたユーザーのみが利用できるネットワークを「プライベートネットワーク」といい、本社と支店の距離が離れている場合や、別々のビルを拠点にしている場合など、直接ネットワークを構築できない環境でプライベートネットワークを利用するためには、次の2つの手段があります。

・VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を構築する
・コストと時間をかけて物理的に局舎から各拠点までの専用線を敷設する



今回はVPNについてご紹介します。

■VPN(Virtual Private Network)
仮想的なプライベートネットワーク、仮想専用線とも呼ばれる
外部から干渉を受けないように安全なプライベートネットワークを仮想状態で構築・維持する技術のこと


VPNにはインターネット網を介して自分で構築する「インターネットVPN」や、提供事業者が独自のネットワーク上で構築した「閉域網」を利用する「IP-VPN」などがあります。



名称 インターネットVPN
VPN(Internet Virtual Private Network)
IP-VPN
(Internet Protocol Virtual Private Network)
イメージ インターネット網 閉域網(提供事業者による) インターネット網 閉域網(提供事業者による)
接続方式 インターネット網を利用する 閉域網を利用する
特徴 ・ 回線やプロバイダーを自由に選択できる
・ インターネットを介して拠点間のプライベートネットワークを構築する
・ ユーザー自身でセキュリティーや接続設定を行なうためネットワークに関する知識が必要
・ 提供事業者ごとにプランがある
・ 閉域網を利用するため、高いセキュリティーレベルが確保される
・ 契約する提供事業者がサポートを行なうため専門的な知識がなくても導入できる


企業情報やお客さま情報を取り扱う企業では第三者によるネットワークへの侵入・情報の改ざんや漏えいを防止するため、安全性と信頼性の高い通信が求められており、よりセキュリティーレベルの高いIP-VPNへのニーズが高まっています。


なお、IP-VPNのセキュリティーは閉域網内でのデータ通信のみの範囲に適用されます。使用しているパソコンや周辺機器・通信機器がコンピューターウイルスに感染してしまった場合は、構築したVPNへの不正アクセスや、情報漏えいにもつながります。


そのため、パソコンや周辺機器・通信機器には、厳重なセキュリティー対策を行なってください。


また、VPNを実際に導入する際は、用途に合ったサービスを選ぶ必要があります。費用、セキュリティーレベル、運用管理や保守・サポート体制、利用可能なデバイスへの対応など 、どのような用途や規模で利用したいのかを踏まえてサービスを比較・検討しましょう。


すでに社内で専用システムを利用している場合は、システムを構築している事業者や、ご契約中の電気通信事業者・プロバイダーが提供しているVPNサービスを利用できることがありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。

今回のテーマについて
こちらでもご紹介しています

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