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公開日:2020.02.07

連載ネットの知恵袋 ネットの疑問あれこれ

Q. 「新4K8K衛星放送」を視聴するために必要なものはなんですか?

新4K8K衛星放送を視聴したいのですが、新しいテレビを買う必要があるのでしょうか?
それともチューナーを購入するだけで視聴できるのでしょうか?

A. お使いのテレビや周辺機器の対応状況によって異なります

近年、スポーツやライブ・コンサートの臨場感あふれる映像をより高画質で楽しめるということで、4K・8K対応放送について目にする機会が増えました。

新4K8K衛星放送は、4K・8K放送に対応する高精細な映像を視聴できる衛星放送チャンネルです。

新4K8K衛星放送のチャンネルをすべて視聴するには、従来のBS放送・CS放送で利用される「右旋(右旋円偏波)」に加え、左旋(左旋円偏波)」を組み合わせた周波数帯域が割り当てられるため、対応した周波数帯を受信できる環境が必要です。

ここでは新4K8K衛星放送を視聴するにあたって、必要となる機器と環境をご紹介します。

アンテナ 開く

■ アンテナ

新4K8K衛星放送をすべて視聴するには、左旋対応のアンテナを設置する必要があります。

アンテナが必要かどうかや、必要となるアンテナの種類はご利用環境によって異なるため、家電量販店のテレビコーナーなどで専門のスタッフに相談しましょう。

右旋・左旋対応のチャンネルについて詳しくは以下のページをご覧ください。

■チエネッタ - 注目の新4K8K衛星放送! 高精細の魅力から右旋・左旋の意味、視聴方法などご紹介
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/hb_4k8k-broadcast-detail.html

チューナー 開く

■ チューナー

新4K8K衛星放送対応のチューナーには、テレビ本体に内蔵されているものと、別途外付けするものがあります。

一般的に対応チューナーが内蔵されている機種は「4K・8Kテレビ」チューナーが内蔵されていない機種は「4K・8K対応テレビ」とよばれています。
「4K・8K対応テレビ」は4K・8K規格の映像を表示することはできますが、新4K8K衛星放送の電波を受信し、番組を視聴するためのチューナーが別途必要になります。

なお、フルハイビジョン(4K・8K非対応)規格のテレビの場合、新4K8K衛星放送対応チューナーを接続しても、4K・8K規格の映像を表示することはできないので注意してくださいね。

■チエネッタ - 1分でわかる、「新4K8K衛星放送」とは?ウチで見るにはどうすればいいの?
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/hb_ftv_4k8k-broadcast.html

テレビ 開く

■ テレビ

4K・8Kテレビ(または4K・8K対応テレビ)の高精細な画質で視聴できる映像は、サービス提供事業者(放送局や配信サービス)によって4K・8K規格で制作された番組や動画のみが対象となります。

4K・8Kテレビ(または4K・8K対応テレビ)やチューナーなどの再生機器を設置しても、すべての映像が4K・8Kで表示されるわけではありません。
放送される番組が4K・8Kの規格に対応していない場合、テレビや周辺機器などの設備環境が整っていても、お持ちのテレビや再生機器によりアップコンバートされた映像が再生されます。

4K・8K規格に対応したテレビで高精細な画質を楽しむ際は、視聴したい放送が4K・8Kに対応しているかどうか確認しましょう。

ワンポイント

アップコンバートとは、補完技術を利用して、解像度が低い画像や音声データを高解像度化することです。

たとえば、4K・8K対応テレビなど高精細な環境でDVDやアナログ放送の映像を再生すると、解像度が低いため輪郭や発色が不自然になります。

デジタル化で損なわれたデータをアップコンバートによって再構築し、4K・8K規格に対応した視聴環境でもできるだけ自然に見えるよう画質を向上させています。

「4K」「8K」テレビについては以下のページをご覧ください。

■ネットの知恵袋 Q. 「4K」「8K」テレビってなんですか?
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/cb_otherl37.html

■チエネッタ - 1分でわかる、「新4K8K衛星放送」とは?ウチで見るにはどうすればいいの?
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/hb_ftv_4k8k-broadcast.html

建物の設備や構造などの受信環境によっては、チューナーやアンテナの他に分配器、壁面端子の導入・変更などの宅内工事が必要となる可能性があります。

新4K8K衛星放送を視聴するうえで必要な環境や仕組み、注意事項については総務省の公式サイト「放送政策の推進」(4K放送・8K放送 情報サイト)でも紹介されていますので、ご覧ください。

(参考)
■総務省 4K放送・8K放送 情報サイト(外部サイト)
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin.html

なお、4K・8K対応放送には有料で提供されているものと、無料で提供されているものがあります。

4K・8K規格に対応したテレビが普及し、一般家庭でも高精細な映像を視聴できるようになったため、今後も4K・8K規格に対応した番組を提供するサービス提供事業者や、オンデマンド方式の動画配信サービス(※)の新たな参入が予想されます。
(※)「VOD(ビデオオンデマンド)」と呼ばれ、放送局のように時刻表が定められておらず、好きなときに好きな番組を視聴できます。

4K・8K規格に対応したテレビや周辺機器を購入する際は、用途に合った機種を選べるよう家電量販店などで専門のスタッフに相談することをおすすめします。

※この記事は2020年2月7日現在の情報です。

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チエネッタ編集部

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