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2017.12.18

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.04

セキュリティー意識を逆手にとった悪質プログラム

写真:セキュリティー意識を逆手にとった悪質プログラム

「あなたのパソコンがコンピューターウイルスに感染しました」という偽の警告メッセージでクリックを誘導する「偽セキュリティーソフト」をご存知ですか? 真面目な人ほど陥りやすい、コンピューターウイルスに対する危機感をあおるやり口と、その脅威からパソコンを守る方法をご紹介します!

1偽セキュリティーソフトって?

写真:偽セキュリティーソフトって?

偽セキュリティーソフトとは、セキュリティーソフトを装って、コンピューターにウイルスを感染させたうえ、金銭をだまし取る不正プログラム。

正規版とそっくりの偽セキュリティーソフトを作成し、「無料お試し版」としてインストールに誘い込むタイプ。アダルトサイト等でコンピューターウイルス感染アラートを表示させるタイプ等、その手口はさまざまです。

うっかり偽セキュリティーソフトをインストールすると、「コンピューターウイルスに感染している!」「駆除できない」等との警告メッセージが次から次へと出現し、有料セキュリティ対策ソフトを購入させようとします。ところが、指定された製品購入サイトでは、ウイルスを駆除できない偽セキュリティーソフトを買わされる場合がほとんど。結果、お金も騙し取られてしまうのです。

2本当にあった、偽セキュリティーソフトの怖い話

写真:本当にあった、偽セキュリティーソフトの怖い話

ここで、偽セキュリティーソフトに騙されるときの具体的な状況をご紹介しましょう。

ある日、インターネットを使っていると、デスクトップに見たことのないアイコンが。クリックするとセキュリティーソフトがインストールされ、ウイルスに感染したファイルを検索し始めます。インストールした覚えはありませんでしたが、「無料でウイルスを駆除してくれるならラッキー!」と、そのまま利用することにしました。

ところが数日後。パソコンを立ち上げるとデスクトップの壁紙が変わっていたり、「マイコンピューター」にアクセスできなくなる等、さまざまな不具合が発生するように。さらに、先日インストールしたセキュリティーソフトが金銭の支払いを要求!

信頼できるセキュリティーセンターに相談すると、「偽セキュリティーソフトによるウイルスが原因」と言われましたが、もう既にウイルスは駆除できない状態。パソコンを初期化するしか対策はなく、保存していた仕事の書類も、子どもが生まれたときから撮りためていた思い出の写真や動画もすべて消えてしまったのでした......。

3ここがポイント! セキュリティーソフトの選び方

写真:ここがポイント! セキュリティーソフトの選び方

偽セキュリティーサイトのような不正プログラムは、次から次へと新しく発生するため、市販・配布されている「正しいセキュリティーソフト」の力を借りて予防に徹するしかありません。どれを購入すべきか迷ったら、選ぶときのポイントはこちらです!

・多機能であること

ウイルスの検知率、パソコンへの侵入を未然に防ぐ防御力の高さ、有害ウェブサイト規制や個人情報保護等、さまざまな付加機能があるほうが安心。また、セキュリティーソフトは、有料版の方が機能もユーザーも多く、信頼性が高くなります。

・クラウド型であること

危険情報をすべて機器に保管するインストール型よりも、パソコンへの負荷の少ない「クラウド型」がおススメ。また、クラウド上にはパターンファイルと呼ばれる危険情報が随時蓄積されるため、被害にあう可能性を減らすこともできます。

・サポートが充実していること

緊急のトラブルや、そもそも使い方がわからないとき、サポートしてくれるほうが安心ですよね! 提供されているサポートの種類や利用条件をチェックして、充実しているソフトを選びましょう。

ちなみに、1台のパソコンには一つのセキュリティーソフトで充分。複数のセキュリティーソフトを使っても、セキュリティーが強固になるわけではありません。また、使っているパソコンにセキュリティーソフトが入っているかどうかわからない場合は、たとえばWindowsであればセキュリティーセンターやアクションセンターの画面から確認しておきましょう。(確認方法はご利用のパソコンのOSによって異なります)

4それでも、ウイルスに感染してしまったときは?

写真:それでも、ウイルスに感染してしまったときは?

万が一、コンピューターウイルスに感染してしまった場合は、使用しているセキュリティ対策ソフトを起動して、最新の状態になるようにアップデートしてから駆除をしましょう。その後は、コンピューターを一時的にネットワークから切断し、コンピューターウイルスのスキャンをしてコンピューターウイルスを駆除してくださいね。

自分で入れた憶えのないセキュリティーソフトからアラートが出たらちょっと待って! 動揺して早まった行動をとれば、それこそ相手の思うツボです。あわてず冷静に対処しましょう。

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