リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
更新日:2025.03.28
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10G(ギガ)回線がおすすめな人とは? 利用するために必要なこともご紹介!

「10G(ギガ)回線」という言葉をCMや広告などで見かけることが増えてきましたが、どんなサービスなのか、自分には必要なのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、10G(ギガ)回線の概要や利用目的ごとに必要なことについて解説します。また、10G(ギガ)回線はどのような人にとっておすすめなのか、利用するために必要なこともご紹介します。
110G(ギガ)回線の特徴

10G(ギガ)回線とは
10G(ギガ)回線は「通信速度」を表しており、速度の単位である「Gbps(ギガビーピーエス)」の頭文字の「G」を取って、10G(ジュウギガ)と呼ばれます。通信速度の単位であるbps(ビーピーエス)は、1秒間に転送できるデータ量を表しており、bpsの数値が大きいほどデータを送受信できる速度が速いことを意味しています。
【通信速度の単位】
1Kbps(キロビーピーエス)=1,000bps
1Mbps(メガビーピーエス)=1,000Kbps
1Gbps(ギガビーピーエス)=1,000Mbps
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「上り」と「下り」の違い
インターネットの通信速度※には「上り」「下り」という表現があります。
「上り速度」は、パソコンやスマートフォンなどの端末からインターネット上にデータを送信(アップロード)する際の通信速度のことで、メールやSMSの送信などが当てはまります。
「下り速度」は、インターネット上からパソコンやスマートフォンなどの端末にデータを受信(ダウンロード)する際の通信速度のことで、WebサイトやSNSの閲覧などが当てはまります。なお、テレビ電話やオンライン会議では、上りと下りの両方の通信が行われていることになります。
インターネットを使用する際は、WebサイトやSNSの閲覧、動画の視聴といった下りの通信を使用しているケースが多いため、インターネットの通信速度を調べるときは、「下り速度」を気にすると良いでしょう。
※ 通信速度とは実際にデータが転送される速度のことで、回線速度が最大値であっても、様々な要因により通信速度は変動します。
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利用目的ごとに必要な回線速度の目安
通信速度の単位や上り下りの違いについては理解できましたか?
次は利用目的ごとに快適に操作できる回線速度の目安を見てみましょう。
利用目的 | 回線速度 |
---|---|
メールやSNSのメッセージ送受信 | 128Kbps〜1Mbps |
WebサイトやSNSの閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画視聴(YouTubeなど) | 2.5Mbps〜25Mbps |
オンライン会議 | 10Mbps〜15Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
オンラインゲームや動画視聴ストリーミングサービスは、利用するサービスや画質によって必要な回線速度は大きく異なります。例えば、高画質な動画を視聴する場合や、動画ストリーミングサービスを快適に楽しみたい場合は高速回線の利用がおすすめです。
オンラインゲームで遊んでいる最中に「ラグい」と感じることはありませんか?
その場合は、実際の回線速度が利用目的に必要な速度を満たしていないことが原因かもしれません。回線速度の測定方法や、インターネットの速度が遅いと感じる場合の原因と対処方法については「光回線の速度が遅い? 原因と対処方法をご紹介! 10G回線も登場」で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
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210G(ギガ)回線がおすすめな人

10G(ギガ)回線は、1G(ギガ)回線と比較すると、最大通信速度は10倍になります。
では、10G(ギガ)回線がおすすめな人とは、どのような人でしょうか。
10G(ギガ)回線がおすすめな人
・オンラインゲームをする人
・高画質な動画(4K・8K)を楽しみたい人
・複数人で同時にインターネットを利用する場合
・XRやメタバースなど大容量のデータをやり取りする人
【オンラインゲームをする人】
オンラインゲームには一瞬の判断が勝敗を分けることもあるため、わずかな遅延(ラグ)が発生するだけで結果に影響を与えてしまいます。10G(ギガ)回線は通信速度が非常に速いため、データの送受信に必要な時間(Ping値)も低く安定しています。そのため、快適にゲームを楽しみたい方には10G(ギガ)回線がおすすめです。
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【高画質な動画(4K・8K)を楽しみたい人】
高画質な動画になるほどデータ容量は大きくなるため、快適に視聴するには高速な通信環境が必要になります。通信速度の速い10G(ギガ)回線であれば、4K・8Kの衛星放送や高画質の映画、リアルタイムのスポーツ観戦などをスムーズに楽しめるでしょう。
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【複数人で同時にインターネットを利用する場合】
大容量のデータをやり取りすることが多いオフィスや、居住人数が多い家庭の場合、複数の人が同時にインターネットを利用することがあるため、速度が低下したり、通信が途切れたりするトラブルがあります。10G(ギガ)の光回線なら十分な帯域幅があるため、複数の人が同時にインターネットに接続しても安定した通信速度でインターネットを利用できます。
【XRやメタバースなど大容量のデータのやり取りをする人】
XR(クロスリアリティ)やメタバースは、インターネット上に存在する仮想の「空間」で交流やサービスを楽しむことができます。そのため、映像が途切れたり、カクついたりすると没入感が損なわれ、せっかくの仮想空間での体験がストレスの多いものになってしまいます。これらを快適に楽しむためには、高速で安定性を追求した10G(ギガ)回線はおすすめと言えるでしょう。
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310G(ギガ)回線を利用するために必要なこと

10G(ギガ)回線を導入するには、いくつか気をつけなければならないことがあります。
新規申込みやプラン変更を検討中の方は、まず次の2点を確認しましょう!
① 提供エリアの確認
② 10G(ギガ)回線のスペックを引き出すために周辺環境の確認
① 提供エリアの確認
10G(ギガ)回線のサービス提供エリアは拡大中のため、まだすべての都道府県では利用できません。そのため、まずは利用される住所が提供エリア内であることの確認が必要です。
提供エリアはサービスを提供している回線事業者のホームページに記載されています。
10G(ギガ)回線の導入を検討されている方は、回線事業者のホームページで提供エリアをしっかりとチェックしておきましょう。
② 10G(ギガ)回線のスペックを引き出すために設備環境の確認
10G(ギガ)回線の通信速度を最大限に活かすためには、10G(ギガ)に対応したデバイスやルーター、LANケーブルが必要です。デバイスやLANケーブルが10G(ギガ)に対応していない場合、インターネットへの接続ができても回線の性能は十分に発揮できません。
また、有線接続をする場合、LANケーブルだけではなく、LANケーブルとパソコンなどを接続するLANポート(LANケーブルの差し込み口)の規格が「10GBASE-T」などに対応している必要があります。
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410G(ギガ)回線を検討するならNTT西日本品質を!
各社が様々な10G(ギガ)回線のプランを出していますが、例えばNTT西日本では、最大概ね10G(ギガ)※1の「フレッツ 光クロス」を提供しています!
また、NTT西日本から光回線を借り受けてサービスを提供している光コラボレーション事業者の「コラボ光」からも最大概ね10G(ギガ)スペックのサービスが提供されています。
高速で安定性を追求したインターネットを提供するNTT西日本品質なら、大容量通信を快適に楽しむことができるため、通信環境を見直したい方などにおすすめです。※2「フレッツ 光クロス」がお住まいのエリアで利用できるか「提供エリア検索」で調べてみてくださいね。
「フレッツ 光クロス」の対象エリアは今後拡大予定です。今のところご利用いただけるエリアが限られているデメリットもありますが、今後の展開にご期待ください。
※1 技術規格上の最大値であり、実効速度ではありません。なお、本技術規格においては、通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境やご利用状況などによっては数Mbpsになる場合があります。ご利用環境とは、パソコンやルーターなどの接続機器の機能・処理能力、電波の影響などのことです。ご利用状況とは、回線の混雑状況やご利用時間帯などのことです。
※2 インターネットのご利用には、プロバイダーとの契約・料金が必要です。
今回ご紹介したように、10G(ギガ)回線は、オンラインゲームや高画質の動画視聴、同時接続や大容量データのやり取りなど、通信速度を求めている方にはとてもおすすめです。
現在の通信速度に悩んでいる方や、より快適なインターネット環境を整えたい方は、10G(ギガ)回線の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
※本項に記載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
※この記事は2025年2月4日現在の情報です。

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