スマホを使っていると、「ストレージの空き容量がありません」や「ストレージがいっぱいです」といったメッセージが表示されアプリのダウンロードや、写真、動画の保存ができなくなることはありませんか。

「ストレージ」とは何か、空き容量が少なくなった場合の解消方法やオンラインストレージの活用について紹介します。

ストレージとは「補助記憶装置」のことで、パソコンやスマホなどのデータを保存しておく場所のことを言います。
スマホ内部にあるストレージを「内部ストレージ」、後付けのSDカード等を「外部ストレージ」と言います。
また、インターネットを経由してサービス提供会社のサーバーに保存できるストレージのことを、「オンラインストレージ」や「クラウドサービス」と言います。

スマホのストレージの容量がいっぱいになるとそれ以上のデータが保存できないだけでなく、「動きが重い」「アプリが強制終了される」場合があり、スマホの使用にも支障が出てしまいます。

スマホのストレージは購入時に容量を選ぶことができますが、価格の安さから容量が少ない機種を選んでいる人も多いはず。スマホを快適に使用するためには、データを削除したり他のストレージに移動させたりして、ストレージの空き容量を確保しておく必要があります。

スマホには写真や動画だけでなく、インストールしたアプリのデータが保存されています。まずは何がストレージを圧迫しているのかを特定しましょう。機種にもよりますが、たいていは「設定」→「ストレージ」から、今の空き容量とアプリごとのデータ使用量が確認できます。

空き容量を増やす主な方法は、不要なデータやアプリを削除する、データをオンラインストレージに移動する、の２つ。やりやすい方法や、お好みで選んでください。

データ容量が多く、知らない間に容量を圧迫しやすいのが「キャッシュデータ」です。
「キャッシュデータ」とは、インターネットで検索し表示したWebサイトのデータをスマホの中に一時保存することで、同じWebサイトを再度閲覧する際に、速く表示できるようにする機能のこと。この機能は自動で有効に設定されていることがあり、実はスマホの容量を圧迫する原因の一つです。スマホでWebサイトをよく閲覧している人はブラウザーのキャッシュデータを削除してみましょう。キャッシュデータの削除方法は機種やブラウザーによって異なりますので、利用しているスマホのメーカーサポートページやブラウザーのサポートページを確認してみてくださいね。

スマホの購入時からインストールされているアプリの中には削除しても問題ないものがあります。
使っていないアプリは、再びインストールできるので削除することをおすすめします。

「これ面白そう！」と思ってインストールしたものの、もう飽きて使っていないゲームアプリはありませんか？　ゲームアプリはデータサイズが大きいものが多いため、使っていない場合は削除しましょう。

ただし、アプリを一度削除するとアプリ内のデータが消えてしまうものもあります。再インストールした時に削除したデータを復元できない場合もあるためご注意ください。

使っていないアプリを削除しても十分なスマホのストレージの空き容量が確保できない場合もあります。
空き容量を増やすには、写真や動画を大量に削除するのが簡単でてっとり早いです。

でも、「どの写真も見るし、削除なんてできない！」という人も多いですよね。そこでおすすめなのが、写真や動画をインターネット上に保存できるオンラインストレージサービス。インターネットを経由して大量の写真や動画にいつでもアクセスできるので、スマホの中にデータを保存しておかなくてもいいのです。

オンラインストレージを利用するメリットは、「スマホが故障してもデータは残る」ことです。そのため、特に内部ストレージがいっぱいになっていない場合も、大切なデータのバックアップ用に利用するのもおすすめです。

※この記事は2025年12月4日現在の情報です