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公開日:2017.12.18

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.03

「いいね!」しただけで友達にも被害が? SNSサイトに潜む危険

写真:「いいね!」しただけで友達にも被害が? SNSサイトに潜む危険

友だちや仲間と交流するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にも落とし穴が。TwitterやFacebook等の人気SNSを悪用した詐欺や、アカウント乗っ取り被害が広がっています。いつも何気なくやっているささいなリアクションが、とんだ被害をまねいてしまうことも!? 最新の事例を紹介します。

1友達からのメールにあったリンクをクリックしたら......

写真:友達からのメールにあったリンクをクリックしたら......

ある日、友人から届いたメッセージ。記載されたURLをクリックすると、SNSサイトのログインページが。「友だちからのメッセージだから」と、よく確かめずにログインすると、IDとパスワードが悪徳業者の手に渡り、とんでもないことに......!

これは本物そっくりの偽ログインページに誘い込み、個人情報の流出や金銭被害を引き起こすフィッシング詐欺。最近は、TwitterやFacebook等、身近なSNSサイトにも魔の手を伸ばしています。

被害の範囲はあなたひとりに留まりません。悪徳業者は、あなたから盗んだIDとパスワードでログインし、見知らぬ人をどんどんフォロー。新たなフォロワーに偽メッセージを送りつけるのです。いきなり異常なほどにフォロー・フォロワー数が増え、送った覚えのないメッセージに対する返信が届いている......なんてことがあったら要注意ですよ!

2自分が映っている写真を確認しようとして......

写真:自分が映っている写真を確認しようとして......

Twitterに届いたダイレクトメッセージに、「ここに写っているの、あなただよね?」という文言と、一行のURL。リンクをクリックしてみると、自分には何の関係もない写真だったので、そのときは深く考えず、画面を閉じました。ところが数日後、何人かの友人から「迷惑メッセージに困っている」との連絡が届き始めます。内容を見せてもらうと、先日自分に来たのと同じ文面が! 「ここに写っているの、あなただよね?」――!?

「自分が映っているかも」と思うと、つい中身を確認したくなるもの。しかし、サイバー犯罪者はそんな心のスキをついて、あなたが不正なURLをクリックしてしまうのを、虎視眈々と狙っているのです。

たった一瞬のクリックが元で、ショッピングサイトのID・パスワードを乗っ取られて物品購入をされてしまったり、オンライン銀行で勝手にお金を送金される等、金銭的な被害にまでつながってしまうこともあるのです。

3グリーティングメッセージに「いいね!」したら......

写真:グリーティングメッセージに「いいね!」したら......

Facebookの「友達」から届いたグリーティングメッセージに「いいね!」をしたら、自分の「友達」全員に同じグリーティングメッセージの書き込みが送られてしまった! それをクリックしたほかの友だちから「あなたの書き込みからコンピューターウイルスが見つかったんだけど......?」と問い詰められるハメに......。「いいね!」しただけなのに、どうしてそんなことが起きるのでしょう?

これは、「いいね!」ボタンの上に、見えない透明のボタンが仕掛けられていたため。「いいね!」を押したつもりで実は、攻撃者が貼った不正プログラムのダウンロードボタンを押してしまっていたのです。

4SNSに登録した情報を守る4つのポイント

写真:SNSに登録した情報を守る4つのポイント

SNSに登録したID・パスワード等の個人情報が悪徳業者の手に落ちてしまったら、それを糸口にしてさまざまなトラブルに巻き込まれる危険性があります。巧妙な罠から守るために、以下の4つのポイントに注意してください。

・少しでも不審なURLはクリックしない

怪しいURLはクリックしないのが一番の防止策。よく利用するSNS はブックマーク(お気に入り登録)しておき、利用時には必ずそちらからログインを。どうしてもリンク先が気になる場合は、セキュリティーソフトを導入してチェックしましょう。

・ID・パスワードはWebサイトごとに管理する

「めんどうだから」と、同じID・パスワードをいろんなサイトで使っていると、流出したとき芋づる式に被害が拡大します。覚えられないならメモをする等して、個別に管理する工夫をしよう。

・使わないウェブサイトの登録は解除する

利用していないウェブサイトに、クレジットカードの情報等を保存したままにするのは安全とは言えません。利用しなくなった時点で登録を解除しましょう。

・「プライバシー設定」で個人情報を管理

SNSの機能に「プライバシー設定」がある場合は、自分の情報を公開する範囲を管理しましょう。また、もしものときに備えて、住所やメールアドレス等、SNSでの交流に必要ない情報は登録しないようにしましょう。

うっかり不正プログラムの拡散に加担してしまうと、せっかくSNSでつながった友人に迷惑をかけるだけでなく、関係が壊れたり、犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあることを、肝に命じておきましょう。

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チエネッタ編集部

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インターネットを楽しく・便利に使うための情報を発信しています。Wi-Fiを使った節約術や、パソコンの便利な操作方法など、暮らしに役立つ「チエ」と、会話を盛り上げる「ネタ」をお届けします。
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