連載

ネットの知恵袋 ネットの疑問あれこれ
公開日:2018.06.15
連載ネットの知恵袋 ネットの疑問あれこれ
普段使用しているソフトウェアを立ち上げたところ「サブスクリプションを更新してください」と表示されました。サブスクリプションってなんでしょうか?
※この記事は2018年6月15日現在の情報です。
ICTで、いつかを、いまに。
NTT西日本はICTの活用を通じて、豊かな社会の構築に貢献します。
今までもこれからも安定した通信「フレッツ光」を皆様にお届けしてまいります。
サブスクリプション(subscription)とは、英語で「予約購読」「定期購読」「会費」などの意味です。 IT業界ではサブスクリプションといえば、主にソフトウェアやサービスの販売方式を指します。
IT業界のサブスクリプションは利用料金を支払うと、「月ごと」や「年単位」など指定された期間内であれば最新のソフトウェアやサービスを使用できます。
サブスクリプションが始まるまでは、表計算、文書作成、写真編集などのソフトウェアは購入すれば永続的に利用することができる買い切り方式が主流でした。
また、買い切り方式のソフトウェアは発売された当時のOSに合わせて販売されているためOSがアップグレードした場合にメーカーのサポートが終了し、買い直す必要があることがほとんどでした。
その点サブスクリプションなら、利用料金を支払っていれば常に最新バージョンのソフトウェアやサービスを使用できます。
そのため、OSがアップグレードした場合でも、企業がアップグレード後のOSに対応したソフトウェアを提供していれば買い直さなくても使用することができるんですよ。
さらに、サブスクリプションは「月ごと」や「年単位」など一定期間ごとに利用料金がかかりますが、さまざまなプランが用意されていることがほとんどなので使いたい機能や予算に合わせて使用したい期間だけ契約できます。
企業側もソフトウェアやサービスをサブスクリプションでさまざまなニーズに合わせて提供することで、買い切り方式よりも多くの人に使用してもらうことができる利点があります。
この記事ではソフトウェアを中心に説明しましたが、サブスクリプションは動画配信や音楽配信、電子書籍の読み放題サービスなど、さまざまなジャンルに広がっています。
便利なサブスクリプションですが、利用しなくなったにもかかわらず解約の手続きを忘れていると、自動的に更新されて毎月利用料金が発生してしまう場合があります。
サブスクリプションを契約する際は、契約期間と更新時期について確認のうえ利用してくださいね。