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公開日:2018.10.12

連載ネットの知恵袋 パソコン機器

Q. ヘッドホンはどのように選べばいいの?

写真:ヘッドホンはどのように選べばいいの?

イヤホンからヘッドホンに買い替えようと思うのですが、たくさんの種類があってどれを選べばいいのか分かりません。

A. ヘッドホンの【形状】と【音質】に注目して選びましょう

ヘッドホンはメーカーごとにデザインや音の特徴があるため、家電量販店で実際に試聴した方が自分の好みを見つけやすいのですが、ヘッドホンがたくさん並んでいるとすべてを試聴するのも難しく、どのように選べばいいか悩みますよね。

ヘッドホンを選ぶうえで注目したい点は【形状】【音質】の2点です。
この2点を目安に欲しいヘッドホンをいくつかに絞ることできれば、商品を選ぶときに悩まずにすむかもしれません。

ここでは【形状】【音質】についてご紹介しますね。

【形状】

ヘッドホンは「外側のカバー(ハウジング)」「装着方法」の違いで分けられます。

「外側のカバー(ハウジング)」は主に「密閉型(クローズド型)」「開放型(オープンエアー型)」、「装着方法」は「オンイヤー」「オーバーイヤー」の2種類に分けられます。

それぞれの形状のメリットとデメリットは下記の図のとおりです。

外側のカバー(ハウジング)

[密閉型(クローズド):ハウジングの部分に蓋がされている形状のヘッドホン] [開放型(オープンエアー):ハウジングの部分が網目状になっているヘッドホン]
[密閉型のメリット:外部からの雑音や音漏れが少ない・音がこもりやすく重低音の再生が得意(音に迫力が出る)] [密閉型のデメリット:遮音性が高いため外出先では周囲に注意する必要がある] [開放型のメリット:密閉されていないため蒸れにくく、長時間の利用に向いている・音の通りがよくクリアな音楽が聴ける(音の臨場感を感じることが出来る)] [開放型のデメリット:音漏れしやすく外部の音を遮断できない]

装着方法

[オンイヤー:耳の上に乗せて(重ねて)装着するヘッドホン] [オーバーイヤー:耳を覆うように装着するヘッドホン]
[オンイヤーのメリット:比較的軽量で価格的にも求めやすいものが多い・折りたためるタイプのヘッドホンもあるため、外出先にも持ち出しやすい] [オンイヤーのデメリット:耳に直接触れているため、長時間使用すると疲労感を感じる場合がある] [オーバーイヤーのメリット:遮音性が高いため、集中して音楽を楽しめる・比較的高音質なものが多い] [オーバーイヤーのデメリット:ヘッドホン自体が大きくて重量があるため外出先での使用には向かない]

また、ヘッドホンの音質は、本体の形状のほかにヘッドホンに使用されている部品のスペックが影響します。 好みの形状のヘッドホンが決まったら、次はスペックに注目してみましょう。

【音質】

一般的にヘッドホンのスペックは、商品パッケージの側面や裏面に記載されています。
音質にこだわりたい場合は、「再生周波数帯域」の数値を見てハイレゾに対応しているかどうかを確認します。

「ハイレゾ」とは「ハイレゾリューション」の略で、CDよりも広い音域を扱える音源(音楽)のことです。
一般的なヘッドホンよりも再生周波数が広く、40000Hz以上の高域の再生が可能なものを「ハイレゾ対応ヘッドホン」といいます。

ハイレゾ対応の再生機器やヘッドホンを組み合わせると、より音質のいい音楽を聴くことができますよ。

なお、ヘッドホンがハイレゾ対応でも、再生機器がハイレゾ対応ではなかったり、音源(音楽)がハイレゾではない場合は、その性能を発揮できないので注意しましょう。

そのほかにも外部のノイズ(雑音)を軽減してくれる「ノイズキャンセリング機能」や、ヘッドホンと再生機器を無線で接続する「ワイヤレス機能」が備わっているヘッドホンもあります。

ヘッドホンは「形状」や「音質」によって価格が異なります。ヘッドホンを選ぶ際は、家電量販店で実際の装着感や、いつも聴いている音楽の聴こえ方を試聴して確かめ、予算に合った自分のお気に入りを見つけてくださいね。

※この記事は2018年10月12日現在の情報です。

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チエネッタ編集部

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