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2020.09.04

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.42

視聴者を狙う詐欺に注意! ネット動画を安心して楽しむ5つのポイント

写真:視聴者を狙う詐欺に注意! ネット動画を安心して楽しむ5つのポイント

緊急事態宣言以降、外出を控えて自宅でネット動画を視聴する機会が増えている方も多いのではないでしょうか?そんな中、ネット動画の需要が増えていることを利用したサイバー犯罪も報告されています。
今回は安心して動画を楽しむために、注意するべきことをご紹介します。

ネット動画の視聴者を狙う詐欺の事例

1.人気動画配信サービスを装ったフィッシングサイト

写真:人気動画配信サービスを装ったフィッシングサイト1
写真:人気動画配信サービスを装ったフィッシングサイト1
画像:人気動画配信サービスを装ったフィッシングサイト2
動画配信サービスを装ったフィッシングサイトの例
▲トレンドマイクロ社より転載
画像:人気動画配信サービスを装ったフィッシングサイト2
動画配信サービスを装ったフィッシングサイトの例
▲トレンドマイクロ社より転載

人気動画配信サービスを装って、視聴者の個人情報やクレジットカード情報を不正に取得しようとするフィッシングサイトを確認したとトレンドマイクロ社が発表しました。こういったフィッシングサイトへの流入はSNS上で拡散されたURLからの誘導が多い傾向にあり、友人・知人の投稿だからと油断するのは禁物です。
フィッシングサイトは一般に、正規のWebサイトを盗用して作られるため、精巧で本物と見分けがつきにくくなっています。また、本物を想起させる文字列でSSL対応(鍵マークがつき、https://~で始まるURL)の不正ドメインを取得しているものもあり、「鍵マークがついているから安心」と安易に信頼してしまうと、被害に遭ってしまう危険があります。

2.人気ユーチューバーのなりすまし

人気ユーチューバーになりすましたサイバー犯罪者が、ダイレクトメッセージを介して受信者を不正サイトへ誘い込み、個人情報やクレジットカード情報を搾取する手口も報告されています。なりすましアカウントはチャンネル名などもそのままコピーしているため、偽物と分かりにくくなっているのです。
また、詐欺とは別のアフィリエイト目的で誘導先から次々と別のWebサイトに誘導させられる場合もあります。ページを閲覧しただけでは直接的な被害はない場合が多いものの、気付かないうちに不正サイトに遷移させられてしまう危険性もあり、注意が必要です。
※アフィリエイト...ネット利用者を特定のページに誘導することで金銭等の報酬を得る仕組み

3.ストリーミング配信を装った不正アプリやフィッシングサイト

画像:サッカー選手を紹介するWebサイトから配信されていた正規アプリに偽装した不正アプリのダウンロードサイト
サッカー選手を紹介するWebサイトから配信されていた正規アプリに偽装した不正アプリのダウンロードサイト
▲トレンドマイクロ社より転載
画像:サッカー選手を紹介するWebサイトから配信されていた正規アプリに偽装した不正アプリのダウンロードサイト
サッカー選手を紹介するWebサイトから配信されていた正規アプリに偽装した不正アプリのダウンロードサイト
▲トレンドマイクロ社より転載

過去の大型スポーツイベントの際にも、試合映像を無料で視聴できるとうたい、インストールした端末のSMSメッセージや通話音声データなどを外部に送信する不正アプリや、無料のライブ配信サイトを装ったフィッシングサイトが確認されました。
今後大きなイベントの際にも同じような手口が横行する可能性や、普段使用している動画配信サービスを偽装した不正アプリなどが出てくる可能性もあるため、気をつけておくようにしましょう。


このように、ネット動画の視聴には大きなリスクも伴います。
安心して楽しむために必要なポイントを押さえておきましょう。

ネット動画を安心して楽しむための5つのポイント

1.セキュリティーソフトを最新の状態で使用する

パソコンだけでなく、スマホやタブレットなど動画視聴に利用する機器には、必ずセキュリティーソフトやアプリを入れて常に最新の状態を保つようにしましょう。
フィッシングサイトへのアクセスや不正アプリのインストールなどを未然に防ぐことができます。ゲーム機やスマート家電など、セキュリティーソフトをインストールできない機器については、ネットワーク全体を保護できる機能付きのホームルーターを使用するなどの対策をとるようにしましょう。

2.ネットでの情報入力は慎重に行う

動画配信サービスに限らず、アカウントへのログインは慎重に行いましょう。必ずブックマークに登録した公式サイトやアプリ内から行い、SNSやメール等のURLは信頼できる情報元かしっかり確認し、安易にログインしないようにしましょう。

3.アカウント情報は慎重に管理する

アカウント情報(視聴者情報)を第三者に不正利用されないための対策も重要です。
違うサービスで同じID・パスワードは使いまわさない、第三者に特定されにくいパスワードを設定するなどを心がけましょう。また、二要素認証などパスワードとは別でセキュリティーを強化できる機能がある場合は有効にしておきましょう。

4.公式のアプリストアからアプリを入手する

SNSなどのメッセージからのリンクや、運営元不明のWebサイトで配布されているアプリの安易なインストールは危険です。必ず、携帯電話会社やGoogle・Appleなどが運営する公式アプリストアから入手しましょう。ただ、公式アプリストア内のものでも稀に不正アプリが紛れ込んでしまっている場合もあるため、ダウンロード前にアプリ名や開発元を検索し、評判を調べることも習慣づけておくと安心です。ユーザーの評価が異様に高かったり低かったりするものは注意しましょう。

5.子どもたちをリスクから守るために ~番外編~

サイバー犯罪のリスク以外にも、不適切な描写を含む動画など、ネット上には子どもたちにとって危険なものが多く存在しています。そういったリスクから子どもたちを守るためにも、セキュリティー製品や各サービスが提供しているフィルタリング機能、ネットの利用時間を制限する機能などをうまく活用しましょう。

写真:子どもたちをリスクから守るために

動画配信サービスや動画共有サイトは、自宅にいながらいろいろなコンテンツを楽しめ、今では必要不可欠となってきているサービスのひとつと言えます。そういった状況を悪用するサイバー犯罪者が存在することは常に忘れず、自衛手段をしっかり持っておウチ時間を楽しめるといいですね。

■参考記事
ネット動画の視聴、投稿、ビデオ通話時に注意すべきこと - トレンドマイクロ
https://www.is702.jp/special/3685/
アカウント乗っ取りの危険とその対策 - チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/list/2018/10/nrt_ser-security_account-hijacking-risk.html

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