リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
公開日:2020.12.24
連載あなたを守るセキュリティー講座
vol.44
ネット環境が欠かせないものとなっている今、自宅にWi-Fiルーターを設置して無線LAN環境を整備されている方も増えてきました。ただ、Wi-Fiルーターのセキュリティー対策を怠っていると、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険があることはご存じですか? 万が一に備えて、パソコンやスマートフォンだけでなくWi-Fiルーターにもしっかり対策をしておきましょう。
家庭でもWi-Fiが普及し、ホームネットワーク(家庭内LAN)もパソコンやスマートフォンだけでなく、IoT(※)家電をはじめ様々な機器と接続できるようになりました。
そんなホームネットワークの中心にあるのがWi-Fiルーターです。Wi-Fi接続に対応するあらゆる機器の相互通信を補助し、それらをインターネットに接続してくれる重要な役目を担っています。つまり、Wi-Fiルーターのセキュリティーが破られてしまうと、そこに接続するすべての機器に通信傍受や不正サイトへの誘導などの危険が及んでしまうのです。また、無防備な状態で使用していると、Wi-Fiのタダ乗りや乗っ取りなどの被害に遭ってしまう危険性もあります。
※IoT...Internet of Things(モノのインターネット)
Wi-Fiルーターのセキュリティーの隙をついたサイバー犯罪も実際に報告されています。
・Wi-Fiルーターの設定を書き換え、正しいURLにも関わらず不正サイトに遷移させ個人情報等を搾取する
・通信を傍受し、クレジットカードや銀行口座の情報を入手して不正に金銭を手に入れる
・不正なプログラムに感染させ踏み台にすることで、企業等への攻撃に利用する
このように、パソコンやスマートフォンのセキュリティー対策が万全でも、Wi-Fiルーターが攻撃されてしまうとプライバシー侵害や個人情報漏えい、金銭搾取などの被害に遭ってしまうだけでなく、自分自身が攻撃の加害者にもなり得るため、十分な注意が必要なのです。
ルーターの管理画面に入るためのIDとパスワードは、メーカーや機種ごとに工場出荷時に一律で設定が決められている場合があります。機種によっては、取扱説明書やメーカーの公式サイトに載っていることもあり、そのまま使用していると電波圏内にいる第三者にルーターを乗っ取られてしまう可能性もあります。必ず推測されにくいものに変更しておきましょう。
変更方法等は、各メーカーの公式サイトを参考にしてください。
ファームウェア(※)を更新せず古いままにしていると、セキュリティーの脆弱性を突いてホームネットワークへの攻撃対象にされてしまう危険があります。更新プログラムが提供された場合はすぐに適用して最新の状態に保っておくようにしましょう。機種やメーカーによっては自動更新の設定になっていたり、古いものは更新が打ち切られていたりする場合もあります。更新の方法や設定などはメーカー公式サイトや取扱説明書に載っていることが多いので、よく確認しておくと安心です。
※ファームウェア...電子機器を制御するために組み込まれているプログラム
普段からどのような機器を接続しているのか把握していれば、身に覚えのない機器からの接続があった場合、早めに気付くことができます。各社から提供されているホームネットワーク診断ツールやアプリを使えば、どの機器が接続されているのか確認できます。万が一不審な接続が確認できた場合は、Wi-Fiのネットワーク名とパスワードに合わせて管理画面にアクセスするためのID・パスワードも変更し、不明な機器の接続を解除しましょう。
上記以外にも、
・通信の暗号化方式に古い暗号化システム(WEP)を使用しない
・SSID(ネットワーク名)の名前や設定を変更する
・来客時にはゲストポート機能を使用する
・ホームネットワーク全体を保護できるセキュリティー製品を利用する
などの対策もあわせて行うと、よりWi-Fiルーターのセキュリティーを強化できます。
IoT家電やスマートホームなど、Wi-Fiのおかげでわたしたちの暮らしの利便性はどんどん上がっています。しかし便利になればなるほど、セキュリティーに関するリスクが高まってしまうのも事実です。ステイホームが続く今だからこそ、手薄になりがちなWi-Fiルーターのセキュリティーを一度見直してみてはいかがでしょうか?
■参考記事
Wi-Fiルータのセキュリティを強化するための7つのポイント - トレンドマイクロ
https://www.is702.jp/special/3701/
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