リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
公開日:2018.03.02
その広さと複雑さで、何かとネットでも話題になりがちな"梅田ダンジョン"。ご存知のとおり、実態は多くの電車が乗り入れする巨大ターミナルの地下街です。実は大阪市中心部の地下に、「とう道」と呼ばれるホンモノの巨大地下ダンジョンがあるらしい――。そんな情報をキャッチしたチエネッタ編集部は、さっそく潜入取材することに!
聞くところによると、とう道には西日本エリア約900万回線の光インターネット回線や約1,000万回線の電話通信を支える重要な秘密が隠されているそう。いったい何が待ち受けているのでしょうか......? 早速レポート、行ってみましょう!
「とう道」は、電話やインターネット利用時に利用者と利用者、利用者とサービスプロバイダーなどを結びつける"ケーブル"の通り道にある、地下をつないだトンネルです。普段は目に見えない通信のやりとりを支える、文字通り縁の下の力持ち。
利用者が電話をかけたときに相手と回線をつなぐ「加入者交換機」を収容する、NTT西日本の主要な収容局間をつないでいます。図でみるとこんな感じ。
百聞は一見にしかず。早速ですが、とう道に入っていきましょう! まずは、ヘルメットと軍手を着用。安全面に配慮しながら、NTTインフラネットのわきさんにご案内いただきます。とう道内の設備やケーブル、安全性について、わかりやすく説明していただきました。
同じく編集部のたはらです。冒険気分で来ちゃいました♪ 新入社員研修以来のヘルメットが恥ずかしいですが、楽しみです。
こちらこそ、よろしくお願いします。わからないところは何でも聞いてくださいね。
とう道は、365日24時間体制で厳重に管理されています。NTT西日本社員であっても、入れるのはごく一部の社員だけ。頑丈な扉をくぐり抜けて、急な階段を降りると、左右に太いケーブルが何段にも分かれて収容されている、広いトンネル空間が待っていました。
思ったより、広くて明るい空間なんですね。地下なので寒くて、ジメジメしているのかと思っていました。
とう道内の気温は、年間通して18〜20℃で安定しています。
思っていたより寒くないでしょう?
外はとても寒いのに、過ごしやすい気温ですね。たくさんの人が歩いたり、車が走ったりしている大阪中心部の地下に、こんな静かなトンネルが存在していたなんて本当にびっくり! ところで、わきさん。歩いていると、音が大きく響く場所と、響かない場所がある気がします。どうしてですか?
とう道の周りの地層によって、音の響き方が違うんです。粘土層では大きく響きますが、砂層のところはまったく響かないんですよ。
へえー! そうなんですか。今は響かないから砂の層にいるんですね! 地下を張り巡らされているのを実感します。
とう道の広さは直径は約3m。思っていたよりも広さを感じます。照明も明るくて、息苦しさは感じません。トンネルや階段を進むこと数分、先頭を歩いていたわきさんが立ち止まりました。
さて、ここが本日の目的地です。今、真っ暗になっている方を見てください。照明をつけますから。
わ! 先が見えないくらい奥まで続いているんですね! 大都会でこんなにまっすぐなトンネルは見たことないです。
長さだけじゃなくて深さもすごいんですよ。ここでクイズです。NTT西日本のとう道のなかで、一番深いところは地下何mあると思いますか?
今いるところで16mですよね? 30mくらいでしょうか?
いえいえ、もっと深いんですよ。どことは言えないのですが、大阪だと最も深いところは40mの深さになります。地下鉄やほかのインフラ施設、史跡などと共存しながら、市街地を囲むようにぐるぐると張り巡らされた通信の大動脈なんです。
とう道に並んでいる通信ケーブルは、やがて「管路」という地下ケーブルに枝分かれし、さらに細い管に分かれて電柱やビル、みなさんのご家庭に届いています。ちなみに、管路の総距離はNTT西日本管内で約33万km。地球を約8周できる長さです。
地球を約8周! 天文学的数字ですね......。その割にはとう道内部がケーブルでいっぱいになったりせず、ゆとりある印象です。
NTT西日本のとう道は、マグニチュード7.3を記録した阪神・淡路大震災も経験しています。震災時もビクともしなかったという、とう道の強さのヒミツとは?
このとう道は22年前の阪神・淡路大震災による被害を受けなかったのでしょうか?
震度7に耐えられる強度で設計されていますから、大丈夫でした。地震が起きればもちろんとう道も揺れますが、とう道本体は円形をしているので揺れに対して非常に強いんです。
NTT西日本では、南海トラフ巨大地震の発生に備えて、津波等への対策の検討も行っています。とう道に関しても、今後の対策を考えられているのでしょうか。
このあたりでは3年前に新たに防火・防水扉をつけました。構造的には水の侵入がないようにつくられています。また、道路に近いところにある換気口についても、万が一冠水しても自動的に閉まる管理扉の施行を進めています。
地震以外の災害や防犯体制についてはどのように管理されているのですか?
まず火災対策として、ケーブルの一部をカバーで覆っています。これは840℃の熱まで耐える非常に丈夫な防火カバーで不測の事態に備えているわけです。その他、メタンガス、酸欠ガス、火災などの感知器を遠隔で一括管理し、何かあればすぐに駆けつけられるような体制があります。また、ケーブルは水を嫌いますが、地中にはどうしても水が染み出てきます。とう道のあちこちに設置したポンプで、随時排水していますが、ポンプが故障すると水感知器がアラートを出します。このようにあらゆる事態に備えながら、大事なお客さまのケーブルを守っているんですよ。
また、とう道内に入るためには事前の申請が必要であり厳重な管理体制をとっています。
光ケーブルの登場や通信技術の向上によって、とう道内のスペースにはまだ余裕がある状態。貴重な都市の地下空間の活用法について、すでにいろんなアイデアが考えられているようです。
さきほど、わきさんは「とう道のスペースにはまだ余裕がある」とおっしゃっていましたよね。今後、この空いているスペースを別な使い方をする予定はあるのですか?
NTT西日本ではまだ利活用した事例がないのですが、とう道は「何に使うためのものか」を定めた法律があるので、もし通信ケーブルの収容以外の目的に使うなら、法律から見直さないといけないですね。
緊急時にシェルターとして利用できるかもしれないですね。
そういう問い合わせを受けたこともあります。ただ、やはり万が一のことがあると、何万回線というお客さまに影響が出ます。慎重に検討を重ねていく必要があるでしょうね。
まずは、通信の安全を守ることが第一ですね。今日は本当にありがとうございました!
大阪の地下深くからのとう道潜入レポート、いかがでしたか?
日本中の誰かが電話やメール、インターネットを利用すると、とう道の中をデータが走り抜けています。日常利用している通信も、根っこのところではとう道につながっているのです。そう考えると、今回間近で見てきた厳重な管理体制、セキュリティー対策はたしかに必須に思えてきます。
とう道は、主に都市部の地下につくられています。今度、街を歩くとき足元の地面に、データを守り届けているとう道があることを、ちょっと想像してみてください。目に見えないインターネットや電話によるつながりを、少しリアルに感じられるかもしれません。
ABC朝日放送の「雨上がりのAさんの話」(毎週火曜よる11時17分放送)で"とう道"が2018年2月27日の放送で取り上げられました。
リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
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チエネッタ編集部のうらかりです。今日はよろしくお願いします。
実は恥ずかしながら、初めてとう道に入ります。地下深くの普段は入れない場所ということで、どんなところかワクワクしてます。