チエネッタ

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2017.12.18

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.05

いつのまにか残高カラッポ!? ネットバンキングはとくに危険

写真:いつのまにか残高カラッポ!? ネットバンキングはとくに危険

数あるネット詐欺の中でも、銀行に関連したトラブルは金銭詐欺と直結するため、とくに注意が必要です。偽の銀行サイトに誘導するフィッシング詐欺、正規ウェブサイトに偽入力欄を追加する不正プログラム等最新のケースを知り、被害にあわないための予防策を徹底しておきましょう!

1偽銀行からのメールにだまされて

写真:偽銀行からのメールにだまされて

「システム変更に伴い、お客様の登録情報を確認させていただきます」

いつも使っている銀行からのメールに記載されたURLをクリックして、指示通りに名前や口座番号、暗証番号等の必要事項を入力して送信。そして後日、銀行からお金を引き出そうとすると、残高が0円になっていた......!

ネットバンキングの利用者を狙うフィッシング詐欺。銀行や金融機関の名前をかたって、偽のメールを送り、本物そっくりのウェブサイトに誘導して口座番号や暗証暗号等を入力させ、被害者の預金を引き出す常套手段です。

近年では、企業の経営者になりすまして経理担当者を狙うもの、スマートフォンの電話番号宛に送るSMS(ショートメッセージ)を使ったもの等、新手のフィッシング手法も登場し、ますます油断できなくなっています。

2巧妙化する手口「オンライン銀行詐欺ツール」も!

写真:巧妙化する手口「オンライン銀行詐欺ツール」も!

さらについ最近では、正規の銀行サイトで手続きをしたにも関わらず、情報を盗まれてしまうという「オンライン銀行詐欺ツール」も暗躍しています。

まず、一般的に利用されているフリーソフトのニセモノをダウンロードしてしまったときや、メールに添付された不正な文書ファイルの開封、不正なWebサイトの閲覧をしたとき等に、不正プログラムがパソコンに侵入。コンピューターウイルスに感染させます。

コンピューターウイルスに犯されたパソコンは、正規の銀行サイトに偽の入力欄(!)を表示するため、利用者は疑うことなく暗証番号やPINコードを入力。まんまと情報を入手した攻撃者は利用者の口座から不正送金をしてしまうのです。

「オンライン銀行詐欺ツール」は、正規の銀行サイトを改ざんするわけではないため、銀行側でも防ぐことができません。一方で正規のURLにアクセスしているので、ユーザーにとっても見破るのがとても難しく、非常に危険です。

3予防法と解決策は?

写真:予防法と解決策は?

警察庁の発表によると、インターネットバンキング利用者の口座情報を盗み取り、不正送金する事件は2015年には 1495件、約 30 億 7300万円の被害となりました(*)。被害にあわないためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。いくつか対策方法をご紹介します。

* 平成27年中のインターネットバンキングに係る 不正送金事犯の発生状況等について
https://www.npa.go.jp/cyber/pdf/H280303_banking.pdf

・フィッシング詐欺のメールを見分ける方法

金融機関からのメールは、メールアドレスに金融機関名が入っているかをチェック。そもそも、銀行からメールで暗証番号や口座番号等の個人情報をたずねることはないので、メールの指示で大事な情報は入力しないこと。少しでもおかしいと思ったら、手続きをする前に、銀行に連絡をしてメールを送ったかどうか確認しましょう。

・「オンライン銀行詐欺ツール」を回避する最善策

ほとんどのネットバンキングでは、ログイン時に暗証番号やPINコードをすべて入力させることはまれ。いつもと違う入力欄が追加されていたら、利用を中止してすぐに銀行に問い合わせましょう。そして銀行とは関係ない場面でも、不正な文書ファイルは開封しない、怪しいWebサイトは閲覧しない、そしてソフトのダウンロードは、必ず正規のウェブサイトから行うことを習慣づけましょう。

・それでも被害にあってしまったときの解決法は?

すぐに銀行に相談して、サービス停止や暗証番号変更等の対策を。警察や消費生活センターに被害の状況を相談してください。

ネットバンキングは便利で利用頻度が高いゆえに、参入するサイバー犯罪者もあとを絶ちません。偽の呼びかけに惑わされず、安全に利用しましょう。

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