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更新日:2026.01.30

連載ネットのいろは

vol.66

eSIMって何? SIMの役割と種類、eSIM変更への注意点

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スマートフォンの機種変更や通信事業者の乗り換えなどの際にSIMカードの違いがわからず困ったことはありませんか。最近では内蔵型のeSIMも話題です。今回はeSIMとは何かをはじめSIMについての基本を解説します。是非「SIM選び」の参考にしてくださいね。

① SIMって何?

SIMとはSubscriber Identity Moduleの略で、スマートフォンなどの端末をネットワークに接続する際の認証に用いられます。
一般的には「SIMカード」とも呼ばれています。電話番号、識別番号、メールアドレスなどのユーザー情報が記録されているものです。
電話やSMS、インターネット通信をする際は原則としてSIMがなければ利用できません。
※Wi-Fiでインターネット使用する場合を除く。

スマートフォンの買い替えなどで「格安SIM」を視野に入れる場合もあるかと思いますが、格安SIMはSIMそのものの種類を示すものではなく、安価に利用できるサービスのことをさします。

格安SIMとは 開く

格安SIMは、通信設備を持っている会社からネットワークを借りて携帯電話サービスを提供しているMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる事業者の提供サービスの一つ。MVNOはMNO(自社で通信設備を持っている会社Mobile Network Operator)からネットワーク設備を借りることで、設備保守などさまざまなコストをおさえてサービス提供ができます。MNOよりも、低価格なサービスが提供できる仕組みとなっています。反面、ネットワーク設備を借りていることで、通信が混雑する時間帯は繋がりにくいことがあります。

② SIMの種類と特徴を解説

SIMカードの種類

SIMには複数の種類があり、利用端末や目的に合ったものを選ぶ必要があります。ここではSIMの種類と特徴を解説します。

SIM種類 概要/注意点
SIM(物理SIM) 物理的なICカードであり、端末に差し込んで使用します。「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つのサイズがあり、端末の世代によってサイズが異なります。端末への挿入時などに破損や紛失のリスクがあります。
eSIM 物理的なSIMカードが不要で、端末に内蔵されたチップで動く新世代SIM。SIMカードがないため破損・紛失のリスクがなく、契約手続きなどもオンラインで完結できます。契約から利用開始までの期間も短いのも利点です。
マルチSIM 標準SIMのサイズから、3つのサイズに切り離して利用できるSIMカード。使用する端末の対応SIMに合わせられます。ただし、一度切り離したSIMカードは、元の大きなサイズに戻すことはできません。
プリペイドSIM 通信事業者と契約せずに利用できる使い切りタイプです。データ容量の制限と利用期限があります。SIMカードとeSIM両方のタイプがあります。
サブ端末を利用したい場合や一時的に契約したい時に。
デュアルSIM 1台の端末で2つのSIMが利用できる端末側の機能。2枚のSIMカードを差し込むケース、SIMカードとeSIMを併用するケースがあります。バッテリーの消費が早い、端末や回線の組み合わせによっては利用できないケースがあるため注意が必要です。
仕事とプライベートで同じ端末を使用する場合や2つの電話番号を使いたい場合に。
クラウドSIM SIMカードを必要とせず、クラウド上で管理し、通信プロファイルを取得する方式。通信障害に強く、1つの端末で複数のキャリアが利用できます。キャリア回線は自動で割り振られるため、自分では選べません。
海外へ頻繁に行く方、通信障害を心配せず色々な場所で利用したい方に向いています。
iSIM デバイスのSoC(System on Chip)に直接組み込む新しい技術です。eSIMと同様に端末に内蔵されたチップです。よりコンパクトで効率的な通信が可能です。現在、広く利用はされていませんが、今後広がっていく可能性を秘めています。

③ eSIMに注目。今後はカードではないSIMが主流に?

現在スマートフォンやタブレットに搭載されている代表的なSIMは、物理的なチップ型である「SIMカード」と端末に内蔵型の「eSIM」の2種類です。
SIM=スマートフォンやタブレットに差し込むSIMカード(nanoSIMが主流)を使っている方が多いのではないでしょうか。

これに対し、今後増えてくると予想されているのは「eSIM」です。
eSIMとは(Embedded SIM)の略で、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に内蔵されているSIMのことをいいます。

令和3年に総務省が「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」を策定しており、今後の普及が期待されています。

■eSIMのメリット

eSIMメリットのイメージ

・オンラインで手続きが完結できる
物理的なカードを使用しないため、店頭や郵便物での受け取りの必要がなく、申し込みから利用までがオンラインで完結します。申し込みから数時間で利用開始できることも多いです。

・海外旅行時などでも便利
海外からでもオンラインで契約や利用が可能です。旅行時のスマートフォンの紛失や盗難の場合でもSIMカードを抜かれる心配がありません。これまでWi-Fiルーターをレンタルしていたなどの場合は荷物を減らせるのも魅力です。

・機種変更時にも便利
機種変更時にSIMカードの差し替えが不要であるため、紛失や破損のリスクがありません。オンラインで完結、即日対応可能な場合も多いため機種変更のしやすさも利点といえます。

・1台で2端末分の電話番号やデータ通信が可能
デュアルSIM対応かつeSIM対応の端末であれば、現在SIMカードを利用中の方でも1台で複数の電話番号やデータ通信の回線を使用することが可能です。いざという時の通信障害への備えや用途に応じての使い分けができますよ。

■eSIMのデメリット

・オンライン手続きのため、インターネットの環境が必要
基本はオンライン手続きになるため、インターネットの環境が必要となります。インターネットのみでの手続きに不安がある方は、窓口でも対応のある通信事業者を選ぶ必要があります。

・通信事業者やプラン・機種の制限がある
スマートフォンやタブレットなど端末の機種によってeSIMに対応しているかが変わります。また、通信事業者やプランによっては機種に関係なくeSIMの利用ができないことも。契約前の確認は必須です。

・端末故障時にカードの入れ替えができない
端末故障時にSIMカードであれば、他の端末に入れ替えることで別のスマートフォンで利用できますが、eSIMは取り出すことができません。そのため、故障時の対応については事前に知っておく方が良いでしょう。

④ 自分の端末で使っているSIMを確認する方法

一番簡単な方法は確認したい「端末の機種名+SIM」を入力しインターネットで検索することです。
メーカーのホームページから確認できます。手持ちの取扱い説明書に書かれていることもあります。機種変更などを検討中の場合は、今使用しているSIMと変更したい機種両方の対応SIMを確認することで手続きなどがスムーズになりますよ。

・端末から取り出す
スマートフォンの電源を切り、カバーを付けている場合は取り外しましょう。
側面にあるSIMスロットからSIMピンという工具を差し込んで取り出し口からSIMを取り出します。
指で開けるタイプもあります。
SIMを取り出したらサイズの確認をして、「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」のどれに当てはまるかを確認してください。※破損や紛失にはご注意ください。

・端末の設定から確認する
Androidの場合・・・「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」もしくは「SIMカードマネージャー」
iPhoneの場合・・・「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」

⑤ eSIMに変えたい時に気を付けておきたいこと

eSIM搭載のスマートフォンのイメージ

SIMの種類について解説しましたが、SIMカードからeSIMへの切り替えを検討する場合が多いのではないでしょうか。今使っている端末でeSIMを利用したい場合も、機種変更をする場合も気を付けたいポイントをご紹介します。

1.eSIM対応端末か確認する
目当ての機種や今使っている端末がeSIM対応か確認しましょう。通信事業者のWebサイトや端末のメーカーページなどで確認できます。
対応端末でも、契約する事業者や使用回線、プランによっては利用できない場合もあるので注意が必要です。

2.eSIMは1台の端末でしか利用できない
SIMカードの場合は複数の端末に差し替えて利用することが可能です。eSIMの情報は端末本体に書き込まれるため、原則1つのSIMで複数の端末を使用することはできません。eSIMを他の端末で利用する際は「eSIMの再発行」が必要になります。

3.設定にインターネット環境が必要
eSIMの設定には、プロファイル(契約情報)のダウンロードが必要です。Wi-Fiなど安定したインターネット環境がないと、設定が途中で止まる可能性があります。
そのため自宅などの安定したWi-Fi環境で設定を開始することが必要です。公共Wi-Fiなどを使って途中で接続が途切れた場合などはエラーが出たり、設定が途中で止まる危険性があります。
※一部の端末ではWi-Fiが不要な場合もあります。

4.設定に別端末が必要な場合も
eSIMの設定は基本的に自分で行います。その際にQRコードや通信事業者から案内されるコードを使用するのが一般的です(アクティベーション)。QRコードから設定する時に別端末でQRコードを表示させる必要がある場合もあります。

5.通信事業者によって手続き方法や手数料などに違いがある
eSIMの発行や再発行の手数料は店舗とオンラインで異なります。オンラインなら無料でも店舗なら有料になることが多いです。
特定の機種であれば申し込み不要でクイック転送という機能を利用できるなど、その提供スタイルはさまざま。通信事業者にeSIM利用について確認したうえで変更することをおすすめします。

ご紹介した注意点を把握したうえで、必要なデータ通信量や速度、プランの価格などを考慮して契約する事業者を選ぶのがおすすめです。

⑥ 安定した高速・高品質なインターネット環境も整えておこう

高速・高品質なネット環境イメージ

外出時だけでなく、自宅やオフィスでもスマートフォンやタブレットを使ってインターネットをする場面も多いもの。
Wi-Fiに複数人または複数端末からアクセスしインターネットを利用するなら、速度の低下や通信が途切れることを防ぐため、自宅の回線選びも重要です。

10G(ギガ)の光回線なら十分な帯域幅があり、通信速度の安定性も追求されています。

例えばNTT西日本では最大概ね10G(ギガ)※1の「フレッツ 光クロス※2」を提供しています!
また、NTT西日本から光回線を借り受けてサービスを提供している一部の光コラボレーション事業者の「コラボ光」からも最大概ね10G(ギガ)スペックのサービスが提供されています。※3
興味のある方は「フレッツ 光クロス」がお住まいのエリアで利用できるか「提供エリア検索」で調べてみてくださいね。

※1 ・技術規格上の最大値であり実効速度ではありません。通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は技術規格上の最大値より十数%程度低下します。
・通信速度は、端末機器の仕様などお客さまのご利用環境や回線の混雑状況などによって低下します。
・最大概ね10Gbpsは有線接続であり、最大通信速度は無線LANの通信速度に依存します。

※2 フレッツ 光クロスは一部サービスがご利用いただけません(セキュリティ対策ツールなど)。
詳細は[https://flets-w.com/service/cross/service_menu/]をご確認ください。
※3 インターネットのご利用には、プロバイダーとの契約・料金が必要です。

※この記事は2025年11月28日現在の情報です。
※本項に記載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。

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チエネッタ編集部

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