チエネッタ

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2018.09.25

連載好きを叶えた人たち

vol.08

ユーチューバー歴6年の小学生!配信の心得とは!?

写真:ユーチューバー歴6年の小学生!配信の心得とは!?

現在、66万以上のチャンネル登録数を誇る人気YouTuber「がっちゃん」は、なんと小学3年生。3歳のころに投稿を始めてから現在まで、YouTuber歴は早6年間! 撮影・編集しているお父さまは動画の制作経験ゼロからのスタートで、当初はスマートフォンで撮影を行っていたそうです。がっちゃんがYouTuberとして活動し始めたきっけや、動画作成で心がけていることや注意点などを、お父さまに伺いました。

画像:がっちゃん

PROFILE

がっちゃん
現在9歳の小学3年生。2013年、3歳のときに、電車のおもちゃやミニカー、知育菓子などで遊ぶ様子をYouTubeに投稿し始め、これまでの投稿数は600本以上。お稽古事は、サッカー、ドラム、バク転、ピアノ、ボーカル、英語と多彩。現在は週に2~3本の動画を「ザ★がっちゃんねる」で公開。動画の撮影・編集はお父さまが担当している。撮影はもっぱら週末に行う。

デジタルネイティブの子どもが、ごく自然にYouTuberに!

がっちゃんにとって「YouTube」は、物心つく前から身近な存在でした。たとえばがっちゃんが1~2歳だったころ、妻がパソコンで町内会の資料を作っているとき、がっちゃんは隣に座って画面の半分でYouTubeを見るのが定番。そのうちがっちゃんはパソコンの操作も見よう見まねで覚え、自分で次々と動画を見るようになりました。もちろん家族とおもちゃで遊ぶこともありましたが、がっちゃんをじっと見守っていられないときは、誤って飲んでしまったりすると危険な小さいおもちゃなどより、YouTubeのほうが安心して遊ばせられると考えたんです。

そんながっちゃんが、YouTubeへの動画投稿を「僕もやってみたい!」と言い出したのはごく自然なことでした。父親である僕がたまたま時間がとりやすい時期だったこともあり、「じゃあ、やってみよう!」と軽い気持ちでトライしてみたんです。スマートフォンで5~10分、おやつを食べるついでに、くらいの感覚で撮影していました。子どもはいつも機嫌が良いわけではないので、本当に、気が向いたときにだけ。再生回数を増やそう、といった意識はまったくなかったので、見てくださる方が予想外にどんどん増えて驚いてしまいました。

写真:がっちゃんねる

遠方に住む祖父母に、孫の成長を見せるつもりが...

投稿を始めたのには、もうひとつ狙いがあって...。僕も妻も地方出身で実家が遠いので、おじいちゃんおばあちゃんはがっちゃんとしょっちゅう会えるわけではありません。YouTubeにアップすれば、気軽にがっちゃんの成長を見てもらえるかな、という気持ちもありました。両親たちも最初は「かわいいね」と楽しんでいたんですが、思いのほか人気が出たことには「すごいことになってきたね」とビックリしていました(笑)。今では、がっちゃんがYouTubeをやっていることは、学校のお友達も知っています。とはいえ、入学直後にちょっと話題に上ったり、ごくたまに上級生が教室をのぞきに来るくらいで、ふだんは何ごともなくふつうの学校生活を送っています。

楽しく続ける秘訣は、無理をしないこと

画像:電車のおもちゃやミニカーを使って遊んでいる動画が特に人気!
▲電車のおもちゃやミニカーを使って遊んでいる動画が特に人気!

撮影しているのは、当時も今も、がっちゃんが自然に遊ぶ姿。がっちゃんがイヤだということはしませんし、台本がないというスタイルも変わりません。たまに、企業から製品を使用したPR動画を投稿する、いわゆるタイアップのお話もいただくんですが、がっちゃんが「やらない」と言ったらやりません。

一方で、動画のクオリティーを上げたいという欲は高まっています(笑)。かつてはサクッと撮って編集していたから週5本くらいアップしていましたが、今は撮影も編集もじっくり行っています。室内遊びの場合は、がっちゃんが好きなように遊んでいる様子を1時間程度、ブロックで大きなものを作るときなどは2時間くらいほどカメラを回して、後から10分以内程度に編集。2~3日おきの19:00くらいに公開する、というゆる~い感じでやっています。本当は「○曜日○時に更新します」と宣言するのがいいといわれるんですが、僕はそれをやっちゃうと、ちょっと窮屈かな...と思っていて。

他のYouTuberの動画はもちろん見ますが、あくまでも趣味。研究して動画作りに役立てようとかいうことは考えていません。変に「似ちゃったら...」などと考えるとモヤモヤしちゃうので。再生回数も、実は少し気にしていた時期もあったのですが、今は吹っ切れました。本人もやりたいと言ってくれていますし、「うちはうちで、できることをしよう」と考えています。だからこそ6年も続けてこられてきたのかもしれません。

親子で安心して見られる動画であるために

画像:取材に同席し、ときおりはにかみながら、お父さまにツッコミを入れるがっちゃん。
▲取材に同席し、ときおりはにかみながら、お父さまにツッコミを入れるがっちゃん。

ただし、「だれが見てもイヤな気持ちにならないように」ということは常に意識しています。悪い言葉や泣いている場面はカット、電車のおもちゃが脱線したり落ちてしまったり、事故を連想させたり乱暴なシーンも使わないようにしています。子どもは実はそういうおもちゃのアクシデントが好きで、実際は大はしゃぎしていたりするんですが、それを見たお子さんがおもちゃを乱暴に扱って壊してしまったら、悲しいじゃないですか。

逆に、お出かけ動画などで、がっちゃんがアミューズメント施設などのスタッフの方に「ありがとうございます」とお礼を言うようなシーンは、積極的に入れたりしています。小さいお子さんと親子で見てくださっている方も多いので、「がっちゃんも言っていたから、きちんとお礼を言おうね」というコミュニケーションが、親子の間で生まれたらうれしいな、って。自己満足かもしれませんが、「やるからには何かしらの役に立てたらいいな」と思いながら動画を作っています。

テクニック的なことで言えば、小さいお子さんにもわかりやすいよう、サムネイルにはあまり文字は入れず、漢字にはフリガナを振るようにしています。

YouTuberになったからこそ、できたこと

テレビの取材を受けたり、アニメ映画の声優体験をさせていただいたり、YouTubeで動画を公開していなかったらできなかったような体験をさせていただくこともできました。また妻は、落ち着きのなかったがっちゃんが、カメラの前ではきちんと座っていられるようになったのは、YouTubeのおかげだと言っています(笑)。

画像:チャンネル登録数10万人を超えたYouTuberのみ授与される楯。
▲チャンネル登録数10万人を超えたYouTuberのみ授与される楯。祝賀パーティーも催されたが、お酒の出るパーティーだったため、残念ながらがっちゃん本人はお留守番していたとか。

近ごろは「YouTuberになりたい」というお子さんも少なくありません。ただ、子どもだけで動画を作って公開するのは、ちょっと難しいかもしれません。親子でコミュニケーションをとりながら、動画で見せていいことといけないことの線引きはきちんとしていったほうが安全でしょう。でも、将来の夢としてYouTuberで生計を立てていくことは「全然あり!」だと思います。がっちゃんは将来何になりたいのか、さっき聞いてみたら「決まってない。でもYouTubeは、やれれば続けていきたい」と言っていました。今後もがっちゃんの成長に合わせて、やりたいことをやっていけたらいいな、と思っています。

【コラム】動画投稿のために、そろえるべきものとは?

画像:機材はどれも電量販店で一般的に購入できるもの。
▲機材はどれも電量販店で一般的に購入できるもの。使い方も独学でマスターした。

YouTubeを始めた当初は、スマートフォンで撮影し、YouTube上の動画エディター(現在はサービス停止)で編集していたがっちゃんのお父さま。現在は、撮影は主にデジタル一眼カメラ(写真右)を使用。「スマートフォンでもビデオカメラでもまったく問題ないのですが、デジタル一眼の動画モードのほうが、マニュアルで明るさの調節などもしやすく、仕上がりがさらにきれいになります。編集は動画編集ソフトを使っています」(お父さま)。

また、お出かけ動画の撮影で重宝しているのは、手ブレを防ぐ機材。(写真左)「がっちゃんが走ってもブレずに撮れるんですよ! コンパクトカメラを装着して撮影しています。ちなみに、動画を投稿する際は通信速度も大事。なので、固定回線を契約して利用してます。ストレスフリーですね。」

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