リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
公開日:2019.07.09
更新日:2024.06.28
パソコンやスマホでのインターネット利用が当たり前の現代。しかし、時間帯によって通信速度が遅くなったり、動画がカクカクして見られなくなったりした経験はありませんか?そんなインターネット接続の速度改善が期待できる接続方法がIPv6(IPoE)です。
「IPv6ってなに?」
「そもそもIPとは?今までのインターネットの接続方式と何が違うの?」
など、IPv6について疑問をお持ちの方が多いでしょう。そんな方に向けて、今回はIPv6の基本的な仕組みやメリット・デメリット、導入に必要な環境についてご紹介します。
\光回線ならNTT西日本/
IPv6とは、「Internet Protocol Version 6」の略で、IPv4に次ぐインターネットプロトコル( Internet Protocol )の規格です。インターネットプロトコル (IP:アイピー)とは、インターネットでコンピューターが情報の送受信をする際に用いるルールを指します。
何気なく見ているwebサイトや動画ですが、画面の裏では膨大な数の情報が飛び交っているため、それらを管理するためのルールが定められているのです。
インターネットに接続している機器(パソコンやスマホなど)には、通常「IPアドレス」と呼ばれる識別番号が割り当てられます。IPアドレスを一言でいうとネット上の住所のようなものです。
IPv6とIPv4の大きな違いは、「使用できるIPアドレスの数」です。これまでは「IPv4(アイピーブイヨン)」と呼ばれるプロトコルでIPアドレスを管理していました。しかし、インターネットの急速な普及により、IPアドレスの数が不足してしまったため、新しいプロトコル「IPv6(アイピーブイロク)」が誕生しました。
IPv6は約340澗(かん)個のアドレスを持っています(澗は10の36乗)。一方IPv4のアドレス数は約43億個です。
このようにIPv4とIPv6には、文字通り桁違いの差があります。郵便番号が「5桁」から「7桁」に変わったことと同じと考えれば、イメージしやすいのではないでしょうか。
このIPv6を使うことでインターネットの混雑を回避して、速度改善が期待できるといわれています。
IPv6になりIPアドレス(ネット上の住所)が増えただけで、なぜ速度改善が期待できるといわれているのでしょうか?それは、接続の方式の違いにあります。
「PPPoE(PPP over Ethernet)」では「ネットワーク終端装置」がデータの受け取り手を確認し、ユーザーIDとパスワードを照合して「プロバイダー」からインターネットに接続する接続方式です。IPv4では、PPPoEでインターネットに接続しています。
例えるなら、高速道路でお金を払うためにいったん停車するイメージです。
一方、「IPoE(IP over Ethernet)」では、「ネットワーク終端装置」がデータの受け取り手を確認せず、直接「プロバイダー」にアクセスしてインターネットに接続できる仕組みになっています。さきほどの高速道路の例でいうと、ETCを使って停車することなくスムーズに高速道路を利用するイメージです。
IPv4で利用されているPPPoE方式は必ず「ネットワーク終端装置」を経由する仕組みになっており、夜間など、利用者が多くなった場合は、「ネットワーク終端装置」の通信容量の限界をむかえインターネットの速度が低下することがあります。
その点、IPv6は従来のPPPoEに加えて、別の接続方式であるIPoEによる通信が可能なので、利用者の少ないIPv6の接続口を通過することで混雑を避けられ、速度改善が期待できるのです。
前章でも説明したように「IPv6(IPoE)」を利用することで、従来の「IPv4(PPPoE)」のような混雑を回避できるため、より快適にインターネットが楽しめます。また、通信の盗聴や改ざんを防ぐのに役立つ「IPSec(アイピーセック)」という技術が組み込まれているため、セキュリティーの改善につながるなどのメリットがあります。
・ IPv6(IPoE)接続すれば、通信速度の改善が期待できる
・ セキュリティーが強化される
一方で、次のようなデメリットもあります。
・ 対応機器が必要
・ IPv4のサイトが閲覧できない場合がある
IPv6を利用するには、IPv6に対応したルーターを準備する必要があります。また、利用するWebサイトがIPv6に対応していなければ閲覧できない場合があります。
IPv4のサイトを閲覧できないデメリットを解決するのが「IPv4 over IPv6」という接続方法です。IPv6環境で通信をしながらもIPv4アドレスでの通信も可能にする技術で、これを利用することにより、IPv6に対応していないWebサイトも見られますし、回線の渋滞を避けられるため、通信速度の改善も期待できます。
IPv6を利用するためには、回線・プロバイダーそれぞれにIPv6の申し込みと準備が必要です。プロバイダーへの申し込みは、IPv6(IPoE)に対応しているプランを選びましょう。注意点は、プロバイダーがIPv6接続オプションを提供していて、さらに「IPoE対応」であること。
IPv6対応であっても、接続方式がPPPoEのみのプロバイダーであれば、速度改善の期待はできないので注意しましょう。また、IPv6対応の通信機器(モデムやルーター)の準備も必要です。
NTT西日本では、「フレッツ 光ネクスト※1」「フレッツ 光クロス」をお申し込みいただいた方には、月額利用料が無料※2で「フレッツ・v6オプション」相当の機能があらかじめ利用できる状態で提供しています。
インターネットが遅く、速度改善の方法をお探しの方、事業者の乗り換えを考えている方は、月額利用料が無料で IPv6(IPoE)が利用できる「フレッツ光」の利用を検討してみてはいかがでしょうか※3※4。
また、IPv6に対応するホームゲートウェイを利用している場合は、別途対応するルーターの準備は不要であるなど、環境によって導入準備が異なるため、詳しくは「フレッツ・v6オプション」のページをご確認ください※5。
※1「フレッツ 光ネクスト ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼」「フレッツ 光ネクスト マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼」が対象です。
※2 「フレッツ・v6オプション」のご利用には、「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光ネクスト」、「フレッツ 光ライト」のご契約・料金が必要です。
※3 インターネットのご利用には、プロバイダーとの契約・料金が必要です。また、IPv6アドレスによるインターネット接続をする場合、IPv4アドレスのみに対応したインターネットサイト等はご利用いただけません。
※4 本サービスについては、ご利用のパソコン環境(OS等)により、一部機能が制約される場合があります。
※5 2021年5月11日以降に「フレッツ光」をお申し込みされたお客様は、「フレッツ・v6オプション」(NTT西日本)の追加申し込みが不要となる場合がございます。詳しくはこちら
※ その他、サービス利用条件などの詳細については、こちらをご覧ください。
もはや生活に欠かすことのできないインターネットですが、混雑による速度の低下でイライラすることも少なくないでしょう。それを解消するため、インターネット環境はますます便利になっています。
近年登場したIPv6(IPoE)もその一つです。IPv6(IPoE)はこれまでの接続方式よりもインターネットへの接続がスムーズになり、混雑が緩和されやすい仕組みとなっています。インターネットの通信速度にお悩みの方は、IPv6の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
「フレッツ光」(IPv6対応)の検索に便利な「対応プロバイダー検索」もぜひご活用ください。
※この記事は2024年3月21日現在の情報です。
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