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公開日:2016.01.22

連載ネットの知恵袋 セキュリティー

Q. インターネットで入力した個人情報が心配

写真:インターネットで入力した個人情報が心配

インターネットで買い物をするときに、「このまま名前やカード番号を入力しても大丈夫か?」と心配になります。入力するときに気をつけることはありますか?

A. 名前やカード番号など個人情報を入力する画面が暗号化されていることを確認しましょう

インターネットを利用して何かを購入したり会員登録などで個人情報を入力する際は、入力画面が「TLS」で暗号化されていることを確認しましょう。

TLSとは「Transport Layer Security(トランスポートレイヤーセキュリティ)」の略で、Webサイトで入力したデータを暗号化して送信する仕組みのことです。 データを暗号化すると第三者に大切なデータを見られる心配がなくなり、安心して情報の受け渡しをすることが可能になります。

TLSは従来の暗号化のしくみであるSSLをもとに作られました。SSLは「Secure Sockets Layer(セキュアソケットレイヤー)」の略で、広く普及していましたが脆弱性が発見され、暗号化されている通信の内容が漏えいする可能性があると報じられました。

現在、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)をはじめ、個人情報を扱うインターネット上のサービスでは、SSLを使用した暗号化通信ができないよう仕様が変更されたことにより、SSLを有効にした状態では利用することができなくなりました。

そのため、インターネットで個人情報を安全に受け渡しするためにはブラウザーの[インターネットオプション]の設定を変更しSSLが利用できないように[無効]にする設定をしてTLSの設定を[有効]にすることをおすすめします。

ここではWindows10やWindows 8.1を搭載したパソコンでSSLを無効にしてTLSを有効にする設定方法をご案内します。

【操作方法】

  • デスクトップ画面左下の[スタート(旗のマーク)]ボタンを右クリックし、表示されたメニューから[コントロールパネル]を選択します。
    ※Windows 7の場合は[スタート]ボタンをクリックして表示されたメニューより[コントロールパネル]を選択してください。
  • [ネットワークとインターネット]をクリックします。
    [ネットワークとインターネット]が表示されていない場合はウィンドウ右上の[表示方法]を[カテゴリ]にしてください。
  • [インターネットオプション]をクリックします。
  • [詳細設定]タブを選択し[セキュリティ]の項目の[SSL2.0を使用する]と[SSL3.0を使用する]のチェックを外します。
  • [ TLS1.0を使用する] [TLS1.1を使用]「TLS1.2を使用]にチェックが入っていない場合はチェックを入れます。
  • [適用]をクリックしたあと、[OK]をクリックして画面を閉じます。

なお、入力した個人情報のデータを暗号化せずに直接送受信した場合は、第三者に知られたり改ざんされてしまうおそれがあります。 個人情報を入力するときは気をつけてくださいね。

※この記事は2016年1月22日現在の情報です。

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チエネッタ編集部

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