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公開日:2019.03.14
更新日:2021.03.11

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.30

パソコンを買ったら必ずするべき3つの対策と古いパソコンの処分について

パソコンを買ったら必ずするべき3つの対策と古いパソコンの処分について

パソコンを購入した際に「早くインターネットがしたい!」と、セキュリティーソフトをインストールせずにWebサイトを閲覧した事はありませんか?
実はそれは非常に危険な行為なのです。

1セキュリティー対策をする前にWebサイトを閲覧しない

新しくパソコンを購入したAさん。
「有名なWebサイトだし少しだけなら大丈夫だろう」とセキュリティーソフトをインストールする前にWebサイトを閲覧しました。
その油断が実は落とし穴...
セキュリティーソフトをインストール後、コンピューターウイルス検索を行うと悪質なソフトウェアの一種である「トロイの木馬」が発見されてしまいました。

このように、少しの不注意で取り返しのつかない事態に陥ってしまう事があります。
せっかく新しいパソコンを購入したのに、コンピューターウイルスに侵入されて使えなくなってしまっては本末転倒です。

また、Windows10はコンピューターウイルスを検知する「Windows Defender」という機能が標準で入っているため、新たにセキュリティーソフトを入れる必要がないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、Windows Defenderは市販のセキュリティーソフトより検知率が低くコンピューターウイルスの侵入を阻止し切る可能性が低いため、あくまで「おまけ」程度に考えてそれに頼り切らないようにしましょう。

どのOSでも新しいパソコンを購入後はWebサイトを見る前にセキュリティーソフトの導入をおすすめいたします。

2セキュリティーソフトの導入後、そのまま安心しない

セキュリティーソフトをインストールしたのでこれで安心!とそのままになっていませんか?
インストール後も正しい使い方をしないとせっかくソフトを導入しても無駄になってしまう可能性があります。
導入後、きちんと使いこなせているかをチェックしてみましょう。

『セキュリティーソフトをインストール後すぐチェック!』

Windows Updateを行う
パソコンを購入して手元に届くまでに新しいプログラムが配信されている可能性があります。Windows のパソコンには「Windows Update」と呼ばれる自動更新プログラムがあるので、Webサイトを閲覧する前にチェックを行いましょう。

セキュリティーソフトを複数インストールしない
パソコンに既にインストールされているセキュリティーソフトが入ったまま別のセキュリティーソフトをインストールすると、システム同士が競合し、パソコンに不具合が生じてしまう可能性が高いので必ず使わないセキュリティーソフトはアンインストールしましょう。

『さらに今後使用していく上で気をつけておきたいこと』

期限切れのセキュリティーソフトをパソコンの中に放置しない
期限切れのソフトは最新の更新ができないため当然インストールしていても最新のコンピューターウイルスからパソコンを守ることができません。
容量も無駄に消費してしまうのと、不具合が生じてパソコンの動作に悪影響を及ぼす可能性もあるため、継続の手続きを行うか別のセキュリティーソフトをインストールしましょう。

OSやアプリなども最新にする
OSやアプリも更新プログラムの提供により、最新のコンピューターウイルス対策が行われています。古いOSやアプリはコンピューターウイルスに狙われる可能性が高くなるため、最新の状態を保つように心がけましょう。

3データ移行に使う外部記憶装置が感染していないかチェックする

古いパソコンから新しいパソコンにデータを移行する際に起こりやすいトラブルです。
USBメモリー、CD-R、DVD-R、BD-R、外付けのハードディスクなどにコンピューターウイルスが含まれていた場合、パソコンと接続するだけでコンピューターウイルスに感染する恐れがあります。

新しいパソコンにセキュリティーソフトをインストールしていると、USBメモリーなどを挿した際にコンピューターウイルスのスキャンをして脅威を見つけ出してくれる事があるので、必ずセキュリティーソフトを導入しておきましょう。
※あらかじめUSBメモリーを自動実行にしておかない設定にしてください。

今まで使っていた古いパソコンは「データ消去ソフト」を利用する

パソコンには氏名や住所などの個人情報や、いろいろなサービスのID・パスワード、クレジットカード情報などが保存されています。
自分では情報を消したつもりでも、完全には消去されず、パソコンに情報が残っている場合もあるのです。
それに気づかないままパソコンを捨て、そのパソコンが悪意を持った人の手に渡ってしまうと、消したつもりのディスクからデータを復元されてしまう危険性もあります。

対策としては、「データ消去ソフト」を利用して復元の可能性を低くする、という方法が挙げられます。
「データ消去ソフト」はファイルを記録していた部分に無意味なデータを何度か上書きすることで、元のデータを読み取れないようにします。
本人へのなりすましや金銭的な被害に遭わないためにもデータ消去は確実に行いましょう。


■参考記事
ネットの知恵袋
Q. Windows Defenderとは何ですか?
https://flets-w.com/user/point-otoku/knowledge/security/security21.html

Q. Windows Updateとは何ですか?
https://flets-w.com/user/point-otoku/knowledge/security/security09.html

Q. USBメモリーからのコンピューターウイルス感染対策はありますか?
https://flets-w.com/user/point-otoku/knowledge/security/security16.html

Q. パソコンを廃棄するとき、保存されているデータはどうするの?
https://flets-w.com/user/point-otoku/knowledge/pc-operate/pc-operate24.html

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チエネッタ編集部

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