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公開日:2022.03.24

連載あなたを守るセキュリティー講座

vol.47

子どものSNSトラブル事例とは? 親が知っておきたいこと・できること

学生とスマホ

お子さまにスマホを購入したばかりで、スマホやSNSの使用ルールをどのように決めるべきか悩んでいる方、勉強や日常生活に支障がでないか気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、子どものスマホやSNS使用におけるトラブルや弊害を防ぐために、親が知っておきたいことや身近な対策、スマホ・SNS利用に対する向き合い方をご紹介します。

スマホを持ちはじめる年齢

実際に、子どもたちがスマホを持ちはじめる年齢はいつ頃なのでしょうか?

内閣府の「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、中学生になるとスマホの所持率はぐんと上がっています。中学生で約8割が所持している結果となっています。

学生のスマホ所持率
▲内閣府の「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より抜粋
青少年のインターネットの利用状況 -2(機器の専用・共用)のデータを元に加工(視認性を高めるため、枠を挿入)

利用内容を確認してみると、中学生ではコミュニケーション(82.9%)、動画視聴(80.1%)、ゲーム(69.9%)が上位となっています。

学生のスマホ利用内容 学生のスマホ利用内容
▲内閣府の「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より抜粋
インターネット利用内容のデータを元に加工(視認性を高めるため、枠を挿入)

親が知っておきたい3つのポイント

1. 子どもたちがスマホで使っているSNSは何か

友だちとスマホ

今はLINE、Twitter、Instagram、TikTok等のさまざまなSNSがありますよね。
お子さまがどのSNSを主に使っているかを知って、それぞれに応じたリスク(弊害・犯罪に巻き込まれる可能性など)を想定しておくことが大切です。
直接本人に確認するほか、内閣府が調査している「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 」を確認するのもいいでしょう。

2. スマホやSNSを利用するメリット

スマホやSNSを利用するメリットも把握しておきましょう。
進級・進学で新しい環境になると、スマホで使っているアプリやSNSで流行りの動画など、共通の話題のおかげで友だちと打ち解けるスピードが早くなります。入学と同時にクラスのLINEグループができることも珍しくありません。

SNSでのコミュニケーションは、相手の表情や声などの反応を見ながら話す会話とは異なり、自分の思っていることを思ったタイミングで伝えやすい特長があります。気軽にコミュニケーションが取れるので、簡単に意思を伝えることができます。

3. スマホやSNSを利用するデメリット

メリットの反面を把握しておきましょう。
コミュニケーションの手軽さから、どんなときでも相手からのコンタクトに反応せざるを得ない状況になったり、返答に時間を取られて結果的に反応すること自体が面倒になったりすることも。
既読スルーをしてしまうと、子どもたち同士の関係がギクシャクするきっかけにもなります。

送信したメッセージが違った意図で伝わったり、素っ気なく伝わったりすることもあります。また、顔が見えないからこそ、対面では言えないきつい言葉を送ってしまうことだってあります。

スマホを手放せなくなることもデメリットのひとつ。スマホやSNSには、絶え間ない通知、反応がもらえる喜びなど、頻繁に利用したくなる仕組みが備わっています。スマホを手放せないことは「スマホ」の性質上のものといってもいいでしょう。

実際のSNSトラブルと具体的な対策方法

スマホに夢中になる学生

子どもたちの間では、実際にどのようなトラブルや困り事が多いのでしょうか。
具体的には以下のような事例が挙げられます。

・友だちから仲間外れにされる、友だちを仲間外れにする
・スマホやSNSに没頭し、日常生活や学業をおろそかにしてしまう
・SNSを通じて知り合った人と不用意に会い、性的被害にあう
・自撮り写真をSNSに投稿し、ストーカー被害にあう
・オンラインゲームをやめられない


【トラブル事例を子どもに話そう】
このようなトラブルを防ぐために、具体的なトラブル事例を子どもに話しておくと、同じ場面に出くわしたときの抑止力となります。SNSやオンラインゲームには不特定多数の人と通信できる機能がありますが、アイコンの人物が実際にどういう人なのかわかりません。安易に信用してはいけないことも伝えましょう。

【友だちとの付き合い方を子どもに話そう】
SNSはあくまで人間関係構築の補助となるツールです。SNSで仲を深めようとするのではなく、現実の人間関係をサポートするツールと捉える必要があります。子どもには「どちらかに負担がある関係は良好な友だち関係とはいえない」と日頃から伝えることが大切です。

SNSを使うときは、「タイミングが合ったときだけ対応する」など、友だちとの適切な関わり方についても一緒に確認してみましょう。「誰かを仲間外れにしていないか? 仲間外れにされていないか?」と聞けるような信頼関係を普段から築いておけるといいでしょう。トラブルの早期発見にも繋がります。

【スマホ以外に興味関心が持てるものを探ろう】
もっとも心配な弊害は「スマホやSNSに没頭し、日常生活や学業をおろそかにしてしまうこと」ではないでしょうか。スマホ依存に陥ることは避けたいですよね。
そこで、スマホ以外に興味関心を持てるものがないか探ることもおすすめです。子どもが何に興味あるかをよく観察してみる、興味を持ちそうなジャンルの本を買ってみる。スマホ以外のことに興味関心が持てると、これまで使っていたスマホが目的ではなく手段となります。スマホが自分を高めるためのツールになれば、これほど強い味方はないでしょう。

【機能面での対策も役立つ】
他には機能面での対策をしてみることもいいでしょう。
「ペアレンタルコントロール機能」を使用し、ゲームやアプリの勝手なダウンロードを防ぐ。「フィルタリング」で子どもにとって有害なサイトを排除する。こういった仕組みを利用して、スマホやSNSへの依存を防ぐ環境を作ることも大切です。

こちらもおすすめ
【ペアレンタルコントロール機能】
NTT西日本の「フレッツ 光ネクスト」や「フレッツ 光ライト」(いずれもFTTHアクセスサービス)には、「セキュリティ対策ツール」が1ライセンス(パソコン(Windows OS版/macOS版)またはAndroid端末1台(1OS))分標準装備されているのをご存じでしょうか?「セキュリティ対策ツール」には「ペアレンタルコントロール」機能が備わっています。
こういった機能を活用してみてもいいでしょう。

【標準装備の「セキュリティ対策ツール」によるセキュリティー機能について】
・(Windows OS、macOS)またはAndroid端末1台(1OS)分です。
・ご利用のパソコンまたはAndroid端末環境(OS等)やソフト等との相性により本機能が正常に動作しない場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。
・定義ファイルやプログラムは、対象の「フレッツ光」等接続環境下でダウンロード、更新を行い、常に最新の状態にしていただく必要があります。
・本機能はセキュリティーに対する全ての脅威への対応を保証するものではありません。
・「セキュリティ対策ツール」の機能については、お客さまにて利用有無を設定することが可能です。

ルール作りでは子どもの主体性を信じてみよう

勉強している学生

私たち親がはじめに思いつくことは「利用時間の制限」です。「スマホよりも、勉強に注力してほしい」「睡眠不足や生活習慣が乱れるのを避けたい」という想いから、親自身でルールを設定することを考えます。
でも本来は、子どもが自ら勉強や正しい生活習慣の必要性を感じ、自主的に勉強時間の確保や生活習慣の改善に取り組めるようになることがいいでしょう。

そこで、「親自身が心配している気持ち」を伝えたうえで「これらの状況にならないようにするにはどうすればいいか」を子ども自身に考えてもらう方法はいかがでしょうか。
子どもがしっかり考えて導き出したルールには、責任感も生まれてくるようです。ルールを守りやすくなりセルフコントロール力を高めることにも役立ちます。
*ご提案している方法はあくまで1つの事例です。ご自身のご家庭にあうルールを探すことが大切です。

またルールの一例として、以下のように「ルールさえ守れば使える自由が保証される仕組み」もおすすめです。

・やるべきこと(宿題や、身支度など)をしっかり終えてから、スマホを使う
・用事が発生したら、スマホの利用をすぐにやめて対応する
・就寝時間になったら、スマホの電源をオフにする

子ども自身がルールを守ろうと思える仕組みをつくることこそが、適切なスマホの利用に有効だといえるでしょう。

親子で考えたい、スマホ・SNSとの向き合い方

母親と雑談する女の子

しっかりと話し合ったうえでルールを設定しても、最初のうちはうまくいかずに悩まされることも多いかもしれません。
インターネットが私たちの家庭に普及して約20年、スマホ普及からは約10年しか経っていません。SNSの普及からは、まだ日が浅いです。

この環境下で子育てをするのは、私たちの世代が初めて。悩むのは仕方のないことかもしれません。

スマホとの向き合い方についてはさまざまな議論がかわされており、明確な答えが確立されていない状況です。ですので、さまざまな記事などで意見を参考にしながら、スマホ・SNSとの向き合い方を子どもと一緒に親自身も学ぶことが大切です。

この機会にお子さまと一緒にスマホ・SNSとの関わり方を話し合ってみてはいかがでしょうか?


■参考ページ
子供に自分のスマホを持たせるときに保護者ができること - トレンドマイクロ
https://www.trendmicro.com/content/dam/trendmicro/global/ja/about/corporate-social-responsibility/initiative-education/handbook-for-parents_20200630.pdf


※この記事は2022年3月24日現在の情報です。

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