リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
公開日:2019.07.23
更新日:2024.06.07
スマホやパソコンに無線でインターネット接続し、データ通信量を気にすることなくネットを楽しめるおうちのWi-Fi。とても便利な一方、サイトを見ていて突然速度が遅くなったり、プツッとつながらなくなるなんてことも。
原因をネットで検索しても専門的な言葉ばかりが並び、調べるのも面倒くさい、でもなんとかしたい...そんな方も多いのでは? そこで今回は、Wi-Fiの速度に関する基礎知識や遅いときの原因と対策について解説します。イライラの種を見つけて、遅いWi-Fiをいますぐ改善しましょう!
そもそもWi-Fiとは「無線LAN」の規格のひとつで、無線LAN とは電波を使って無線でインターネットに接続するネットワーク通信のこと。Wi-Fiと無線LANは、同じ意味で使われることがほとんどで、Wi-Fiは「目に見えない電波」を使ってネット接続しています。
目に見えない電波は、実はすべてがまっすぐスムーズに飛んでいるわけではなく、電波同士の干渉や、家の中での物理的な構造などによって遮られ、通信が途切れたり遅くなったりすることも。そのため、スマホやパソコンなどWi-Fi対応の機器と親機(モデムやルーター)の距離感や位置関係に注意することが大切です。
Wi-Fiが遅くなる原因と対策を理解するために、インターネットの通信速度について、最低限知っておいてほしい3つのことを解説します。
インターネットは、一般的にベストエフォート型のサービスです。そのため、パンフレットなどに記載されている通信速度は、「最大通信速度(理論値)」となります。
インターネットは回線の混雑だけでなく、使用しているケーブルや機器の性能など、様々な要因で通信速度が変動してしまいます。パンフレット等に記載されている通信速度が保証されているわけではない点について覚えておきましょう。
光回線は、1本の光ファイバーを複数世帯で共有しているので、夕方から夜間など、家でインターネットを使う人が多くなる時間帯に回線が混み合います。
これはインターネットがさきほどお伝えしたベストエフォート型のサービスであるためです。
測定サイトを利用することでWi-Fiの速度を確認することができます。測定する手順は以下の通りです。
1. 「Google スピードテスト」で検索
2. 「インターネット速度テスト」の項目から「速度テストを実行」
3. 30秒ほどで簡単に測定完了
数値は、計測するタイミングや利用する計測のツールによって数値が変動します。そのため、あくまで目安である点に注意しましょう。
Wi-Fiの通信速度は、さまざまな要因に影響を受けて接続状況が変化します。 ここでは、Wi-Fiが遅くなる5つの原因とそれぞれの対策を合わせて解説します。
インターネットにつながりにくい原因の一つは、Wi-Fiルーターと、スマホやパソコンなど端末との距離が離れていたり、壁・家具・天井などの遮蔽物による影響です。
この状態では電波が届きにくいため、Wi-Fiがつながりにくくネット接続が遅くなります。
■対策
Wi-Fiルーターの設置場所を見直すことで電波の状態が改善することがあります。
Wi-Fiルーター設置のポイント
• 机や棚の上など、少し高いところに設置する
• ガラス扉付きのテレビボードなど、扉があると電波が遮られる可能性があるため、家具などで覆わないようにする
• 理想的な置き場所はできるだけ家の中央で、周りに壁のあまりないところが最適
Wi-Fiルーターの設置場所を変えられない場合は「 Wi-Fi中継機」を設置する方法もあります。Wi-Fi中継機は、Wi-Fi親機と電波が届きにくい場所にあるWi-Fi子機の中間点に設置することで、よりWi-Fiの電波を届きやすくする機器です。
Wi-Fi中継機を購入する際は、ご利用環境に適した機種を選ぶ必要があります。導入を検討する場合は家電量販店のスタッフやメーカーサポートへ相談してみてくださいね。
あまり関係のなさそうな家電が、実はWi-Fiの障害になることも。Wi-Fiルーターの電波はコードレス電話機・ファクス・電子レンジ・Bluetooth搭載端末など、一部の家電と同じ周波数帯を使用することが多いため、電波干渉を受けてインターネットにつながりにくくなることがあります。
■対策
ルーターの電波の周波数帯(チャンネル)を変更するだけで通信状態が改善できることもあります。周波数帯は、2.4GHz、5GHz、60GHzとあり、それぞれ特徴が異なります。
それぞれの周波数帯の特徴について詳しくは次の表をご覧ください。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | 【メリット】 壁や天井などの障害物に強く、離れた部屋でも比較的通信が届きやすい 【デメリット】 同じ周波数帯を利用する機器が多いため、電波干渉により接続状況が不安定になったり、通信速度が低下しやすい |
5GHz |
【メリット】 無線LAN専用の周波数帯のため近隣住居や他の家電製品の電波干渉を受けにくく、接続状況が安定しやすく、通信速度の向上を見込める 【デメリット】 壁や天井などの障害物に弱く、2.4GHzより通信距離が短い |
60GHz | 【メリット】 あまり使用されない周波数帯のため、近隣住居や他の家電製品からの電波干渉を受けにくい 【デメリット】 5GHz帯より障害物に弱く、通信距離も10メートル程度と短いため、別室や屋外で利用する通信端末には不向き |
Wi-Fiルーターに同時接続できる台数には制限があります。自分の端末だけでなく、家族分のパソコンやスマホ、タブレット、ゲーム機、スマート家電など、複数の端末で同時接続しているときは回線が込み合って、通信が不安定になることがあります。
■対策
多くの端末で接続している場合は、不要な端末の接続を解除したり、ゆずりあったりして同時接続する端末の数を減らしてみましょう。それでも解決しない場合は、より多くの台数を接続できるルーターに変更することも検討してみてください。
Wi-Fiルーターやモデム自体が旧式の場合、そもそも搭載している通信規格の古さが原因の場合もあります。
無線LANには「IEEE802.11(アイトリプルイー802.11)」という通信規格があり、IEEE802.11gだと最大通信速度は54Mbps※ですが、IEEE802.11nだと600Mbps※、最新規格のIEEE802.11axでは9.6Gbps※とスペックに違いが生じます。
それぞれの特徴は、次の表をご覧ください。
規格 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
---|---|---|
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4GHz | 600Mbps |
5GHz | ||
IEEE802.11ac | 5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ad (WiGig) |
60GHz | 6.8Gbps |
IEEE802.11ax | 2.4GHz | 9.6Gbps |
5GHz |
※いずれも最大理論通信速度であり、実際の速度を保証するものではありません
■対策
通信規格の記載は機器の本体、または取扱説明書等にあり、見当たらない場合はWebで公開されている機器の詳細ページ等で確認できます。古い機種の場合は最新規格の機器に替えてしまうのも手です。
上記4つまでを試してもダメだった場合は、新しい通信手段「IPv6(IPoE)」で接続するという方法も。
■対策
「IPv6(IPoE)」という新しい接続方法を使うことでインターネットでの速度改善の可能性があるといわれています。IPv6(IPoE)接続方式の利用には通信事業者やプロバイダーでの申し込みが必要ですが、申し込みさえすれば無料で利用できることもあるので、一度試してみてはいかがでしょう。
■参考記事
IPv6について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
IPv6インターネット接続で速度改善!仕組みと導入に必要な環境とは?
※フレッツ光でのIPv6を申し込みたい方はこちら
もし上記の対策をしても解決できないなら、プランの見直し、または思い切ってネットを乗り換えることを検討してみましょう。新しい回線を選ぶ際に重視したいのが、「安定性」「速度」「容量」の3つのポイントです。
〇安定性…常に通信量や速度を維持できるかどうか
回線が不安定だと、WEB会議中に「映像や音声が途切れる」「接続が切れる」などのトラブルが発生しやすくなります。
〇速度…一定期間でどれだけの通信量を確保できるか
ネット回線の通信速度には、「ネットワーク帯域幅」というものが関係しています。帯域幅とは「1秒間に何ビットのデータを転送できるか」を示す値で、この値が大きいほど一度に大量のデータを転送でき、それだけ短い時間でデータをやりとりできるようになります。たとえばWEB会議に求められるネットワーク帯域幅は、上下各1~30Mbps 程度といわれています。利用環境によっても変わりますが、この速度を維持しないと画面や音声に途切れが発生しやすくなるといわれています。
〇容量…回線の通信量(データをネットワークに送信する「上り通信」と、ネットワークからデータを受信する「下り通信」を合わせた通信量のこと)
スマホの場合、プランによっては1か月で使える通信量の上限が「20GBまで」などと決まっていることがあり、データ通信量が上限を超過すると、速度制限がかかってネットが遅くなります。モバイルルーターや固定回線でも期間や容量は違いますが、プランによっては同じことが起きるので、注視しなければなりません。
上記3つはネット回線をより使いやすくするためにかかせない要素です。WEB会議で声や映像が途切れることに悩んでいる方や、快適にゲームや動画視聴を楽しみたいと思っている方は、ぜひこの3拍子を押さえた回線を選びましょう。
近年、一般家庭でインターネットを利用する頻度が増えたり、使用するデータ量が増えているなどの理由で、これまでよりも大容量・高速通信のインターネット回線である最大概ね10ギガ(Gbps)のサービスが注目され、提供もされています。
例えば、NTT西日本が提供する「フレッツ 光クロス」は、最大概ね10Gbps※1スペックのサービスなので、「オンラインゲームや高画質な動画などを楽しみたい方」や「家族で同時にインターネットを利用される方」などにおすすめです。※2
※1 技術規格上の最大値であり、実効速度ではありません。なお、本技術規格においては、通信品質確保等に必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境やご利用状況等によっては数Mbpsになる場合があります。ご利用環境とは、パソコンやルーター等の接続機器の機能・処理能力、電波の影響等のことです。ご利用状況とは、回線の混雑状況やご利用時間帯等のことです。
※2 インターネットのご利用には、プロバイダーとの契約・料金が必要です。
また、NTT西日本から光回線を借り受けてサービスを提供している光コラボレーション事業者の「コラボ光」もあり、幅広い方にご利用いただけます。
最大概ね10ギガ(Gbps)サービスとは、どれくらいの速さなのかやメリット・デメリットなどを知りたい方は、ぜひ次の記事をご覧ください。
Wi-Fiルーターは複雑な部品が組み込まれた精密機器のため、速度が遅いなどの不具合にもさまざまな原因がありますが、大掛かりな修理などではなく、簡単な環境変更や見直しで改善できることも。ぜひご家庭の環境を確認して、Wi-Fiの最適な改善方法を見つけてくださいね。
※この記事は2023年12月5日現在の情報です。
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