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公開日:2017.12.15
連載ネットの知恵袋 ネットの疑問あれこれ
最近よく耳にする「AI」ってどういうものですか?
AIとは、「Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)」の略で、日本語で「人工知能」と言います。映画やテレビで「未来の技術」として題材になっていることもありますよね。
これまでのAIは「あらかじめどのような情報から答えを導き出すのか」という指示が必要でした。たとえば、AIに「色や形からどんな物なのか判断する」と指示を与えてミカンの画像を読み込ませると、AIは「丸く橙色の物体」という情報から「ミカンである」と認識します。
ここから進化して、AIが自ら収集した膨大なデータ(ビッグデータ)から規則性や特徴を繰り返し分析することで、答えの精度を向上させる「機械学習」が可能になりました。 インターネットの検索エンジンなど、多くの利用者が同じキーワードで検索した際に、検索結果の一覧からどれを選んだのかなどの情報を学習し、他の利用者がそのキーワードで検索した際の検索結果の精度を向上するなど役立てています。
さらに現在では人間の神経回路を真似たプログラムを使用する「ディープラーニング」といった、機械学習よりもさらに精度を上げる手法が主流になりつつあります。 ディープラーニングでは、AIがデータを読み込み「学習する際にどの部分に注目すれば分類できるか」をAI自身が判断するため、人間よりも高い精度でデータを処理することが可能と言われています。
このようにAIはさまざまな分野で研究や開発が行なわれており、「未来の技術」とされていたものが、科学の進歩によりぐっと身近になってきています。 たとえば、多くの人が楽しんでいる囲碁と将棋。AIが囲碁や将棋でプロ棋士に勝利したというニュースが流れていましたよね。他にも、イラストを自動で生成するもの、食材にあわせて最適なレシピを提案してくれるものなどいろいろありますよ。
最近では音声を認識してさまざまな動作を行なうAI搭載スピーカーも登場しています。 「今日のニュースは?」と話しかけるとニュースを読み上げたり、「近所のレジャースポットを教えて」と話しかけるとおすすめのレジャースポットを読み上げてくれたりします。
そんな、さまざまな分野で活躍の兆しがあるAIですが、苦手なこともあります。 文章の意味を理解することです。 たとえば、AIに大学の入試試験を解かせると、暗記や計算の問題に比べると文章の意味を考えて答えを導き出す国語や英語は正解率が低い結果になりました。
まだまだ「得意なこと」と「苦手なこと」があるAIですが、医療や福祉など、さまざまな分野で研究されており、社会全体での活用に期待されています。
※この記事は2017年12月15日現在の情報です。
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これまでのAIは「あらかじめどのような情報から答えを導き出すのか」という指示が必要でした。たとえば、AIに「色や形からどんな物なのか判断する」と指示を与えてミカンの画像を読み込ませると、AIは「丸く橙色の物体」という情報から「ミカンである」と認識します。
ここから進化して、AIが自ら収集した膨大なデータ(ビッグデータ)から規則性や特徴を繰り返し分析することで、答えの精度を向上させる「機械学習」が可能になりました。
インターネットの検索エンジンなど、多くの利用者が同じキーワードで検索した際に、検索結果の一覧からどれを選んだのかなどの情報を学習し、他の利用者がそのキーワードで検索した際の検索結果の精度を向上するなど役立てています。
さらに現在では人間の神経回路を真似たプログラムを使用する「ディープラーニング」といった、機械学習よりもさらに精度を上げる手法が主流になりつつあります。
ディープラーニングでは、AIがデータを読み込み「学習する際にどの部分に注目すれば分類できるか」をAI自身が判断するため、人間よりも高い精度でデータを処理することが可能と言われています。
このようにAIはさまざまな分野で研究や開発が行なわれており、「未来の技術」とされていたものが、科学の進歩によりぐっと身近になってきています。
たとえば、多くの人が楽しんでいる囲碁と将棋。AIが囲碁や将棋でプロ棋士に勝利したというニュースが流れていましたよね。他にも、イラストを自動で生成するもの、食材にあわせて最適なレシピを提案してくれるものなどいろいろありますよ。
最近では音声を認識してさまざまな動作を行なうAI搭載スピーカーも登場しています。
「今日のニュースは?」と話しかけるとニュースを読み上げたり、「近所のレジャースポットを教えて」と話しかけるとおすすめのレジャースポットを読み上げてくれたりします。
そんな、さまざまな分野で活躍の兆しがあるAIですが、苦手なこともあります。
文章の意味を理解することです。
たとえば、AIに大学の入試試験を解かせると、暗記や計算の問題に比べると文章の意味を考えて答えを導き出す国語や英語は正解率が低い結果になりました。
まだまだ「得意なこと」と「苦手なこと」があるAIですが、医療や福祉など、さまざまな分野で研究されており、社会全体での活用に期待されています。