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公開日:2018.11.23

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災害時のデマについて

写真:災害時のデマについて

災害が発生すると、SNSで「デマ」が拡散されることがあります。
一見真実のように思える情報を拡散し本当は嘘だった場合、被災地の方々の迷惑になるので真偽をよく確かめるようにしましょう。

今回はデマが広がるメカニズムや特徴、真実かどうかを見分けるポイントをご紹介しますね。

【デマが広がるメカニズム】

災害が発生すると多くの人が不安や緊張、恐れを抱きます。
その気持ちを紛らわせるため、何らかの情報を周囲と共有し話題にすることで安心感や連帯感を得ようとする心理が働きます。

そのため、災害が起きると情報を求めてSNSへアクセスするうちに、得た情報を拡散しようとします。

得た情報の情報源や真偽を確かめずに拡散すると、デマがどんどんと広がってしまい収拾がつかなくなります。

【デマの種類と特徴】

デマの種類と特徴の例は以下のとおりです。

愉快犯型:例えば注目されたい、周りを驚かせたいという意識から「動物園から動物が脱走した」などの虚偽の情報をSNSやメールで発信することです。信憑性を高めるために画像が添付されていることもあります。誤認型:事実とは異なる事柄を「正しいもの」と信じ込んだまま、情報を発信してしまうことです。例えば、「複合施設の屋根が剥がれかけている」と誤認してしまい、画像を添付して発信し広く拡散されてしまったことがあります。伝言ゲーム型:知り合いから得た情報をLINEやメール、口頭で周りの人に伝えるうちに事実と異なる内容になってしまい、例えばそれをSNSで発信することで拡散されてしまうことです。

デマが広がると被災地の方が真実とは異なることを周知するために時間を費やすことになり、災害への対応や復興が遅れてしまう原因となります。

たとえば、「●●避難所で炊き出しがある」という噂の真偽を確かめずに拡散し、避難所に問い合わせが殺到してしまった事例があります。
炊き出しを行なうという事実はなく、避難所では問い合わせの対応に追われ避難所運営ができなくなってしまったのです。

被災地に関する情報を得た場合はむやみに拡散せずに、まずは真実かどうかを見分けることが大切です。
真実かどうかを見分けるポイントのひとつが「その情報が公的機関から発信されているかどうか」です。

公的機関からではなく、個人のSNSアカウントから発信されている場合は公的機関がどのような情報を発信しているかを確認しましょう。

例えば、「動物園から動物が脱走した」という情報の場合は、真実であれば地域の動物園・警察署・市町村の公式WebサイトやSNSアカウントにて同じ内容の情報が発信されている可能性が高いため、まずは公的機関の情報を確認してください。

なお、災害時によく利用されているSNSのひとつである「Twitter」の場合は、本人確認ができたアカウントに「認証済みバッジ」が付与されます。

認証済みバッジはTwitter社が「このアカウントが本人のものである」と確認済みであることを証明するマークで、公的機関や有名人、企業などのアカウントに表示されています。

このページをスマートフォンやタブレット端末にブックマークし、緊急時にすぐに使えるようにしておくと安心ですね。

※この記事は2018年11月23日現在の情報です。

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チエネッタ編集部

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