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公開日:2017.09.22

連載ネットの知恵袋 セキュリティー

Q. 「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにしますか?」と表示されました

写真:「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにしますか?」と表示されました

パソコンでWi-Fiに接続しようとしたところ、他のパソコンやデバイスから検出できるようにするかどうかを確認するメッセージが表示されます。どうしたらいいですか?

A. ネットワークに接続するときのご利用環境や用途によって使い分けましょう

Windowsではご利用環境や用途に応じてネットワークの種類を切り替えることができます。

OSにより表記は異なりますが、ネットワークには大きく分けて「プライベート(ホーム・社内)」「パブリック」があります。Windowsの設定画面では自宅や会社でプライベートネットワーク、公共施設や交通機関ではパブリックネットワークを利用することをすすめています。

それぞれのネットワークには次のような特徴があります。

◆プライベートネットワーク

自宅や社内など、信頼できる環境で利用するためのネットワークです。ホームネットワークおよび社内ネットワークの総称として使用されています。

同じネットワークに設定されたプリンターや他のパソコン、DLNA(※1)に対応したTV・レコーダー・NAS(※2)などのデジタル機器とアクセスすることもできます。同じネットワークに接続していても、ファイル共有を無効に設定していれば他のパソコンや機器との通信はできません。

◆パブリックネットワーク

同じネットワーク上にある他のパソコンや機器からの通信を遮断することができる、安全性の高いネットワークです。
公共施設(ホテル・空港・カフェ)や交通機関(新幹線、バス)でご利用可能な公衆無線LANアクセスサービス(フリーWi-Fiスポット)に接続する際に利用することがすすめられています。

ネットワークの種類はお使いのOSによって次のように表示されています。

◆Windows 10/ 8.1
・プライベートネットワーク
(ホームネットワーク/社内ネットワーク)
・パブリックネットワーク
◆Windows 7
・ホームネットワーク
・社内ネットワーク
・パブリックネットワーク

※macOSの場合、「プライベート(ホーム・社内)」と「パブリック」を切り替える設定やメッセージ表示はありません。

また、ネットワークに接続したときに表示されるメッセージはOSにより異なります。
ここではWindows 10/ 8.1/ 7 のメッセージを紹介します。

■Windows 10 の場合

メッセージ
「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにしますか?この機能は、ホームネットワークと社内ネットワークでオンにして、パブリックネットワークではオフにすることをお勧めします。」

プライベートネットワークの場合:「はい」を選択します。(検出できるようにする)
パブリックネットワークの場合:「いいえ」を選択します。(検出できないようにする)

■Windows 8.1 の場合

メッセージ
「このネットワーク上のPC、デバイス、コンテンツを探し、プリンターやTVなどのデバイスに自動的に接続しますか?ホームネットワークと社内ネットワークではこの操作を行なうことをお勧めします。」

プライベートネットワークの場合:「はい」を選択します。(接続できるようにする)
パブリックネットワークの場合:「いいえ」を選択します。(接続できないようにする)

■Windows 7 の場合

Windows 7 はWindows 10 やWindows 8.1 と異なり、ホームネットワーク・社内ネットワーク・パブリックネットワークの3つのネットワークの種類が表示されます。

同じネットワーク上にある機器から、自分のパソコンを検出・接続できるようにする場合はホームネットワークまたは社内ネットワークを選択します。
公共施設や交通機関で利用するときなど、同じネットワーク上にある無関係の機器から自分のパソコンを検出・接続できないようにする場合はパブリックネットワークを選択します。

ネットワークの種類はご利用環境や用途に応じて、いつでも変更することができます。
ここではWindows 10/ 8.1/ 7 のネットワークの種類を変更する方法をご案内します。

Windows 10 の場合 開く
  • タスクバーの[インターネットアクセス]をクリックします。
  • 接続中のネットワークを選択し、表示される[プロパティ]をクリックします。
  • 設定画面が開きますので、「このPCを検出可能にする」のスイッチをクリックして[オン/オフ]を切り替えます。

以上で設定は完了です。

Windows 8.1 の場合 開く
  • タスクバーの[インターネットアクセス]をクリックします。
  • [接続設定の表示]をクリックします。
  • 接続中のネットワークの画面が開きますので、設定したいネットワークを選択します。
  • 設定画面が開きますので、「デバイスとコンテンツの検索」のスイッチをクリックして[オン/オフ]を切り替えます。

以上で設定は完了です。

Windows 7 の場合 開く
  • タスクバーの[インターネットアクセス]をクリックします。
  • [ネットワークと共有センターを開く]をクリックします。
  • 「アクティブなネットワークの表示」に表示されたネットワークの種類を選択します。
  • 3つのネットワーク中から、変更したいネットワークの種類を選択します。

以上で設定は完了です。

※1.DLNAとは「Digital Living Network Alliance(デジタルリビングネットワークアライアンス)」の略称で、メーカーを問わずDLNAに対応した機器同士であれば、有線接続やWi-Fi接続することで相互通信が可能になる技術をまとめたガイドラインそのもののことを指します。

■ネットの知恵袋 Q.リビングにあるレコーダーに録画した番組を寝室などで見ることができますか?
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/cb_wi-fi13.html

※2.NASとは「Network Attached Storage(ネットワークアタッチトストレージ)」の略称で、ネットワークを利用してデータを共有できる記憶装置のことです。機種によっては自宅のネットワーク以外にも、インターネットを通じて外出先から共有することもできます。

■ネットの知恵袋 Q.NASって何ですか?
https://flets-w.com/chienetta/pc_mobile/cb_pc-equipment15.html

※この記事は2017年9月22日現在の情報です。

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チエネッタ編集部

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