リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
公開日:2019.02.22
連載ネットの知恵袋 Wi-Fi
海外メーカー製のスマートフォンが格安で販売されているのを見かけました。国内メーカー製のスマートフォンやタブレット端末よりも安いので購入を検討したいのですが、問題はありませんか?
※この記事は2019年2月22日現在の情報です。
リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。
審査22-956-1
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最近は通販サイトなどで、海外製のスマートフォンやタブレット端末がとても安価で販売されていて、魅力的に感じますよね。
日本国内でのデータ通信・Wi-Fi(ワイファイ)・Bluetooth(ブルートゥース)の利用は、技適マークを取得した機器のみ認可されています。
技適マークとは、総務省によって定められた「技術基準適合証明」と「技術基準適合認定」のいずれか、またはその両方で基準認証を受けて表示されるマークのことです。
■技適マーク 総務省より(外部リンク)
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/giteki_mark/
・「技術基準適合証明」...電波法上の無線設備に対する制度
・「技術基準適合認定」...電気通信事業法上の端末機器に対する制度
(参考)
■総務省 制度の概要(外部リンク)
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/
技適マークは確認しやすい箇所に記載する決まりがあります。機器本体やバッテリーに刻印またはシールで表示されている他、2010年4月28日に総務省が行なった省令の改正以降は、スマートフォンやタブレット端末の設定画面からディスプレイ上で確認できるようになりました。
設定画面からの確認方法や表示は機種によって異なります。
詳しくは取扱説明書やメーカーのサポートページを参照し、不明な点があればメーカーサポートへ相談してください。
総務省では電波利用の環境を守るため、最新の電波監視システム「DEURAS(デューラス)」によって、技適マークの基準に則って電波が適正に利用されているかどうかを監視しています。
スマートフォンやタブレット端末などを含めて、日本国内で電波を発する無線機は電波法で定められている技術基準に適合している必要があるため、総務省による審査に合格した機器にはすべて技適マークが表示されています。
技適マークを取得していない海外メーカー製のスマートフォンやタブレット端末の多くは、日本国内の基準認証を受けておらず、認可されていない端末です。
本来は家庭用のトランシーバーをはじめ、スマートフォンやタブレット端末などの無線機器を利用するためには国家資格である「無線局免許状」が必要です。
しかし、技適マークを取得している機器であることを条件に、利用者が無線局免許状を取得していなくても利用することができます。
そのため、無線局免許状を持たない利用者が、技適マークを取得していないスマートフォンやタブレット端末を利用することは電波法違反に該当します。
現代では多くの人が日常的に電波を利用しており、生活に欠かせないものとなっています。日本国内では効率的に利用できるよう電波を正しく利用するためのさまざまなルールが設けられています。
詳しくは総務省の公式サイトをご覧ください。
(参考)
■総務省 技適マーク、無線機の購入・使用に関すること(外部リンク)
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/giteki_mark/
ワンポイント
平成28年5月21日には、海外からの訪日観光客が持ち込むスマートフォンやタブレット端末などの電子機器については、電波法に定める条件を満たした場合、入国から90日間のデータ通信・Wi-Fi・ Bluetoothが利用できるよう規定が整備されました。
詳しくは総務省の以下のサイトをご覧ください。
(参考)
■総務省 技術基準適合認定等の公示(外部リンク)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/tanmatsu/
(参考)
■総務省 海外から持ち込まれる携帯電話端末・BWA端末、Wi-Fi端末等の利用(外部リンク)
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/inbound/
また、電波法は技術の進歩や社会の情勢に合わせて改正されることがあります。
たとえば、平成26年8月19日に公表された「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」では、病院内での携帯電話・スマートフォンなどの使用ルールが緩和されました。
しかし、技適マークを取得していない機器については技術基準を満たしていないため、データ通信やWi-Fi接続の利用を行なうことで医療機器の動作に影響をおよぼすおそれがあります。
技適マークを取得していない機器を利用することで、気づかない内に他人の通信を阻害したり、電波障害を引き起こす可能性があります。その場合は、懲役または罰金の対象となることがあります。
安価な海外メーカー製のスマートフォンやタブレット端末はとても魅力的ですが、日本国内で電波法を順守して安全に電波を利用するためにも、必ず技適マークを取得した機器を使用するようにしましょう。