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公開日:2023.09.28

連載ネットのいろは

vol.55

オンラインゲームに最適な環境は? 押さえておきたいインターネット回線

オンラインゲームに最適な環境は?押さえておきたいインターネット回線

近頃なにかと話題が尽きないオンラインゲームやeスポーツ。始めてみたいけどどうしていいか分からない。最近始めたけどもっと上達したい。
そんな想いをもっている方、インターネット環境を見直してみませんか?
オンラインゲームをプレイするために重要になるのは回線。回線の質を見直すことでより快適にゲームをプレイできるようになるかもしれません。

1オンラインゲームでインターネット環境が重要な理由

グラフィックが美しいゲームは動作にかかる負荷が大きいイメージ

オンラインゲームはインターネットを経由して他のコンピューターとデータを交換しながらゲームを進め、パソコンやスマートフォン、特定のゲーム機などいろいろな機器で楽しめます。
ある程度のプレイは手持ちのものでもできますが、グラフィックが美しいゲームは動作にかかる負荷が大きく、たくさんの人たちが同時にプレイするゲームは通信速度が遅いと、ラグ(*1 以下、*は6のゲーミング用語で解説します)が起こりゲームの進行について行けなくなることも。
本格的にFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム *2)やTPS(サードパーソンシューティングゲーム *3)といったオンラインゲームをやりたいのであれば、そのゲームに見合ったスペックのあるパソコンやスマートフォンそして安定した通信速度が大切になってきます。

スマートフォンなどのモバイル回線は5G(第5世代移動通信システム)の登場により、高速大容量な通信がメインとなってきていますが、安定した通信速度が必要なオンラインゲームの場合は固定回線として主流の光回線インターネットがよいでしょう。今は多くの通信事業者から回線速度10Gpbsのサービスが登場しています。

2オンラインゲームに適しているインターネット環境

消費者庁が提供している資料「オンラインゲームの動向整理」によると、10~60代の男女にアンケートを行った結果、オンラインゲームを楽しんでいる人の利用時間は平均して104.3分(平日)。
休日は更に増え、週や月単位で考えると相当な時間をオンラインゲームに充てています。
せっかく長い時間楽しむなら快適にプレイできたほうがいいですよね。
出展:消費者庁(受託者:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
インターネット消費者トラブルに関する調査研究 オンラインゲーム調査結果
オンラインゲームの動向整理 1.2 オンラインゲームの利用状況[p4]

掲載日:2022年3月15日

オンラインゲームに適している回線のポイントは以下の4つです。

[反応速度が速い]

反応速度とはデータを送信してから返ってくるまでの応答速度のことで「Ping値」で表されます。
Ping値の単位は、「ms(ミリ秒)」で表され、Ping値が大きいほど応答速度が遅く、小さいほど応答速度は速くなり、通信のレスポンスが早く、オンラインゲームを快適にプレイすることができます。

[通信が安定している]

ネットは利用者が多い時間帯に遅くなりやすいもの。1つの回線を家族それぞれで使うとさらに遅くなります。ゲームの画面がカクつく、途切れるなどイライラの原因の改善が期待できる接続方法にIPv6(Internet Protocol Version 6 *4)があります。
NTT西日本の回線は、IPv6アドレスによるインターネット接続に対応しています。

※インターネットのご利用には、本サービスに対応したインターネットサービスプロバイダーさまとの契約・利用料金が必要です。

[ルーターの見直し]

契約している回線の速度は十分なのに、通信速度が遅いと感じる時は、ルーターを見直してみましょう。回線とルーターのスペックが合っていない、ルーターが古い場合は最新の通信規格に対応できずに回線本来のパフォーマンスが出せません。
また、ルーター本体の寿命は約4〜5年と言われており通信速度が遅くなった、突然途切れる、電源が入らないなどのトラブルが起こった場合は寿命の可能性があります。

ルーターの見直しを検討する場合は、「Wi-Fi 6」に注目してください。無線LANの新規格「Wi-Fi 6」は"第6世代のWi-Fi規格"という意味で、「IEEE 802.11ax」のことを指します。「10Gbps」の光回線を活かすことのできるもので、高画質な動画サービスやオンラインゲームを楽しむときに重宝します。

Wi-Fiの周波数を切替えるのも有効な手段です。通常のWi-Fiでは2.4GHz帯の周波数帯が使われており、5GHz帯の周波数に切替えることで、通信速度が改善される可能性があります。ただし、古いルーターでは5GHz帯に対応していないことがあるため、お使いのルーターが切替えできるかどうかの確認を行ってみてください。

2.4GHzと5GHzの違いについては以下の記事をご確認ください。
【わかりやすく解説】Wi-Fiの2.4GHzと5GHzって何が違うの? それぞれの違いを解説します!

[固定回線&有線接続がおすすめ]

インターネット回線は、接続方法によって通信の安定性やスピードが異なります。インターネットの接続方法は無線(Wi-Fi)と有線の2種類があり、前述したFPSやTPS のゲーム環境を整えるなら、固定回線の有線接続がおすすめです。無線接続の場合、障害物や電波を発する機器の影響によって通信が安定しない可能性があるからです。

固定回線の有線接続にする場合、ONUやルーターとパソコンなどをLANケーブルで繋ぎます。
使える距離や台数・端末に制限があり、通信速度に応じた規格(カテゴリー)のLANケーブル(*5)の用意が必要であるものの、オンラインゲームでアップロード等を行う際、大容量の通信中に止まってしまうことなどが無線タイプに比べて少ないため、通信が安定しやすいという大きなメリットがあります。

3オンラインゲームをするなら10ギガ回線がおすすめ

最近ではインターネット回線でやり取りするデータの大容量化が進み、高速な10Gbpsの光回線サービスが各社から登場しています。オンラインゲームをストレスなく楽しむなら、高速大容量な回線がおすすめです。例えば、NTT西日本では最大概ね10Gbps※1スペックのサービスとして「フレッツ 光クロス(FTTHアクセスサービス)」を提供しています。また、NTT西日本から光回線を借り受けてサービスを提供している光コラボレーション事業者の「コラボ光」からも最大概ね10Gbpsスペックのサービスが提供されています。
「容量制限なしでオンラインゲームや高画質な動画などを楽しみたい方」や「家族で同時にWi-Fiを利用される方」におすすめです。※2

なお、10Gbps回線といっても技術規格上の最大値であり、利用する環境や機器によって速度は数Mbpsに低下する場合があることも覚えておきましょう。

※1 技術規格上の最大値であり、実効速度ではありません。なお、本技術規格においては、通信品質確保等に必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境やご利用状況等によっては数Mbpsになる場合があります。ご利用環境とは、パソコンやルーター等の接続機器の機能・処理能力、電波の影響等のことです。ご利用状況とは、回線の混雑状況やご利用時間帯等のことです。

※2 インターネットのご利用には、プロバイダーとの契約・料金が必要です。



また、NTT西日本では10Gbpsスペックに対応したルーターのレンタル(有料)を行っています。
どのルーターを購入したらいいのか分からない。長い期間同じルーターを使っていて回線が遅いと感じている方はレンタルなので気軽にお試しいただけます。

高速で安定性を追求したインターネットを提供するNTT西日本品質で大容量通信を快適に楽しむことができます。

4コラム:変わってきたオンラインゲームとeスポーツの世界

スマートフォンでオンラインゲームを楽しむイメージ

オンラインゲームの対戦をスポーツ競技として捉えたeスポーツは、これまでパソコンやゲーム機などの据え置き型で配信されているものが主流でした。しかし近年では、スマートフォンのゲームが急激に市場を拡大し、スマートフォンのゲームアプリでもeスポーツの大会が開催されています。一般でもかつてはパソコンやゲーム機専用だった人気ゲームがモバイル版となり、多くの人が持っているスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで手軽にゲームを楽しめるようになってきています。

これらの流れのように、オンラインゲームやeスポーツは、高額なパソコンやゲーム機を準備しなくても身近なモバイル機器でも楽しめるようになってきています。ご家庭のインターネット環境に固定回線とWi-Fiを準備するだけで手軽に始められるスマートフォンのオンラインゲームを試してみてはいかがでしょうか?

固定回線なら、通信速度やデータ容量を気にすることなく、オンラインゲームを存分に楽しめるだけではなく、スマート家電の操作やテレビでネット動画の視聴等も快適に楽しめます。

このように、ご家庭でインターネットを利用する頻度はどんどん増加しています。快適なインターネットライフを送るためにも大容量の回線が求められるようになってきています。

5ゲーミング用語解説

この記事内に出てきたゲームの種類や回線についての専門用語についてまとめました。
これからオンラインゲームを始める方や、回線の切替えを検討している方は参考にしてください。

*1ラグ(lag)

オンラインゲームやインターネット通信において、データの送受信に遅れが生じてしまうこと。
例えば、オンラインゲームで操作したキャラクターが思ったように動かなかったり、音声や映像が途切れたりする現象がラグによって引き起こされます。
のんびりプレイするジャンルのゲームならそこまで問題ありませんが、アクションやシューティング、対戦格闘といった一瞬の判断が勝敗を分けるようなゲームでは、重大なミスに繋がります。

*2 FPS(First Person Shooter)

FPS(First Person Shooter)とTPS(Third person shooter)比較イメージ

ファーストパーソン・シューティングゲームは基本的に画面に表示されるのはプレイヤーやキャラクターの一部(腕など)と武器、道具。ゲームの中の世界・空間を移動して武器や素手などで戦うことが特徴です。

*3 TPS(Third person shooter)

サードパーソンシューティングゲームの多くは操作キャラクターの頭上後方から見下ろす視点が基本。FPSに比べて操作キャラクターの全体的な動作や周辺の状況を把握しやすいですが、操作キャラクターとカメラとの間に障害物があると視界を妨げられます。

*4 IPv6(Internet Protocol Version 6)

データの通信方法を定めたルールのことで、インターネットプロトコル(Internet Protocol)の規格。これまでIPv4が主流でしたが、インターネットの急速な普及によりIPアドレスの数が不足してしまったため、新しいプロトコル「IPv6(アイピーブイロク)」が誕生しました。
IPv6は直接「プロバイダー」にアクセスしてインターネットに接続できる仕組みのため、混雑を避け、速度低下が防げます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
【初心者向け】IPv6の仕組みとメリット・デメリット、IPv4との違い

*5 規格(カテゴリー)のLANケーブル

カテゴリーはLANケーブルのパッケージに記載されているほか、 ケーブル部分に小さな文字で「CAT5e」や「CAT6」などと印字されていることがあります。
カテゴリーの数字が大きいほど高速な通信に対応しています。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
Q. LANケーブルのカテゴリって何ですか?

※この記事は2023年9月28日現在の情報です。

「インターネット回線」を見直してみませんか? 「インターネット回線」を見直してみませんか?

リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。

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チエネッタ編集部

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