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公開日:2022.12.22

光回線とADSLの違い|回線の種類、料金、速度、乗り換え方法までわかりやすく解説

インターネットに接続

光回線が普及する前は、多くの家庭でADSLが利用されていました。しかし、光回線の利用が主流となり、ADSLサービスの提供終了予定を発表している事業者もあります。そのため、ADSLから光回線への乗り換えを考えている方も多いでしょう。

しかし、「光回線とADSLにはどんな違いがあるのか」「ADSLから光回線に乗り換えたら、何が変わるのか」など、わからないことが多くあり、不安に思う方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ADSLから光回線に変更することでどんな影響があるのか、光回線の選び方や契約の流れまでを説明します。ぜひチェックしてみてください。

光回線とADSLの2つの違い

光回線とADSLは、使用している「回線」が異なり、それによって最大通信速度(理論値)などに違いが生じます。NTT西日本が提供する「フレッツ光」と「フレッツ・ADSL」を例に、それぞれの違いについて紹介します。

回線の違い

ADSLは「Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称ディジタル加入者線)」の略称で、電話回線を用いたインターネット回線です。家庭で利用している電話回線をそのまま利用できるという特徴があります。

固定電話とデータ通信とで使用する周波数帯域を分けることで、電話とインターネットを同時に利用できます。

光回線は、光ファイバーと呼ばれる通信回線を使ってインターネットを利用します。光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックでできた光を通すケーブルで、光の反射や屈折を利用してデータを転送します。

光ファイバーは、光が伝わる特性を利用した伝送方式のため、距離や外部からのノイズに影響を受けにくいという特徴があります。そのため、これまで利用されていたADSLよりもインターネットを快適に利用できます。

また光回線は、ADSLよりも1秒間に送れるデータ量が多いので、大容量のデータの送受信が必要な動画コンテンツやビデオ通話、ゲームなどもストレスなく利用できます。

光回線は光回線事業者と、回線をインターネットと接続する役割を担っているプロバイダーと契約することで利用できます。外から建物内に光ファイバーを引き込み、光信号を電気信号に変換する終端装置(ONU)やルーターを使って利用できます。

最大通信速度(理論値)の違い

NTT西日本が提供する「フレッツ光」と「フレッツ・ADSL」を例に、最大通信速度(理論値)と基地局からの距離による影響についての違いは下記の表のとおりです。

  光回線(フレッツ光) ADSL(フレッツ・ADSL)
回線 光ファイバー 電話回線
最大通信速度(理論値) 概ね100Mbps 〜10Gbps 概ね1.5Mbps~47Mbps
基地局からの距離による影響 受けにくい 受けやすい

1Gbps=1,000Mbps

ADSLの最大通信速度(理論値)は概ね1.5Mbps~47Mbpsで、光回線は概ね100Mbps 〜10Gbpsです。より速い光回線のほうに需要が高まり、ADSLサービスは縮小傾向にあります。

また、ADSL回線は基地局からの距離が通信速度に影響を与えやすく、インターネットに接続する場所が基地局から遠方になるほど通信速度が遅くなります。

ちなみに最大通信速度(理論値)とは、ベストエフォートと呼ばれる「最適な環境下での通信速度」です。そのため、実際の通信速度を示すものではなく、各人の利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより低下することがある点に注意が必要です。

光回線とADSLの見分け方

光回線とADSLの特徴についてそれぞれ説明してきましたが、インターネットを使っている方の中には現在どちらを契約しているかわからない方もいるでしょう。現在どちらを契約しているかわからない場合は、主に以下の方法で光回線とADSLを見分けましょう。

1. 契約関連の書類を確認する
2. 設置されている機器で判断する

1. 契約関連の書類を確認する

契約関連の書類を確認すると、契約している回線業者名に加え、光回線なのかADSLなのかが記載してあります。

もし、契約書が見当たらない場合は、請求書を確認しましょう。請求書の明細欄には、契約中の回線が記載されていることがあります。また、請求書に回線事業者の名称が記載されていることがありますので、契約中の事業者のマイページなどにログインして、現在の契約内容をチェックすることもできるでしょう。

2. 設置されている機器で判断する

光回線やADSLを利用すると、「ONU(終端装置)」や「モデム」と呼ばれる箱型の機器が設置されます。この機器に「ADSL」とあればADSL、光回線の場合は「ONU」もしくは「VDSL」と記載されている場合があります。

光回線の選び方

光回線の選び方

ADSLのサービス終了後は現在のADSL回線を継続して使えないため、サービス終了前までに光回線などに乗り換えておくことが必要です。

とはいえ、「光回線はサービスの種類がたくさんあって、何を基準に選べばいいかわからない」という方も少なくないでしょう。以下に事業者を選ぶ時のポイントを3つまとめました。

1. 月額利用料
2. 最大通信速度(理論値)
3. キャンペーンが充実しているかどうか

大前提として、自分が契約したい光回線の提供エリア内でなければ申し込むことができません。

エリアの確認方法は「◯◯(事業者名) エリア検索」などで調べると自分が契約したい光回線事業者の公式サイトが出てくるので、そこから住所や郵便番号などを入れて検索をかけることができます。

サービス提供エリアの確認
サービス提供エリアかどうか知りたい方は、各サービス会社が提供するエリア検索のページから確認をしましょう。NTT西日本の場合は、下記のページから簡単に提供エリアの検索が可能です。

NTT西日本の提供エリア検索はコチラ

事業者を選ぶときの3つのポイントを紹介します。

1. 月額利用料

光回線の月額利用料は契約するプランによって異なります。キャンペーンなどを利用することで、一定期間安くなることもありますが、適用期間が終了すると元の料金に戻ってしまうことがある点に注意しましょう。

また、初月だけは工事費や事務手数料など初期費用が必要な回線事業者もありますので、事前に確認しておきましょう。

2. 最大通信速度(理論値)

これまでの光回線は最大通信速度(理論値)が概ね1Gbpsの選択肢しかありませんでしたが、現在では通信速度が向上し、概ね5Gbpsや10Gbpsの速度の光回線も提供されています。

オンラインゲームや4K以上の画質で動画を楽しみたい方は、より速いプランだとさらに快適に利用できるでしょう。

3.キャンペーンが充実しているかどうか

光回線の新規申込をすると、キャンペーンが適用される場合があります。キャンペーンの内容は各事業者によってさまざまですが、月額料金の割引やキャッシュバックなどの特典を受けられる可能性があります。

実店舗での申し込み、またはネットでの申し込みでキャンペーン内容が変わる場合があるので注意が必要です。また、キャンペーンの適用には条件や期間が限られる場合が多いので、注意しましょう。

ADSLから光回線へ乗り換えるときの注意点

ADSLから光回線に乗り換えたあと、利用方法などに大きな変化はありません。ただし、ADSLと光回線の設備は異なるため、光回線が利用できる機器への取り替えや工事が必要になります。工事の流れは「光回線の申し込み手順」で詳しく解説するので参考にしてください。

また、ADSLに対応したサービスを使用している場合は注意が必要です。たとえば、警備回線がある場合や、クレジットカードの読み取り機を使っているケースなどです。これらに当てはまる場合は、ADSL解約にともない設定や契約内容を変更する必要がないか各サービスの提供事業者に確認しましょう。

光回線の申し込み手順

指さしをして笑顔の女性

最後に、実際に光回線を導入する場合、どういった流れで利用開始になるのかを以下の順番で説明していきます。

1. STEP1 光回線の利用申し込み
2. STEP2 工事の日時の決定
3. STEP3 工事の立ち会い、開通

光回線の申し込みから開通までは早くても2週間程度かかり、混みあっていると1ヶ月以上かかることもあります。また、3月、4月は新生活シーズンのため、回線工事が混みあう傾向にあります。申し込む場合は余裕を持って申し込みましょう。

STEP1 光回線の利用申し込み

光回線の申し込みはインターネットまたは電話で行います。

インターネットから申し込む場合は、入力フォームから名前や住所、電話番号などの必要事項を記入し送信します。のちほど、オペレーターから確認の電話が入ることもあります。契約内容は、書面で送られてくる場合と、インターネット上で確認する場合があります。

電話で申し込む場合は、オペレーターの指示に従い名前や住所などを伝え、契約内容は書面で送られてきます。ただし、時間帯によって混雑してなかなかつながらない場合があるので、余裕を持って申し込みを行いましょう。

光回線を申し込む際、回線の利用契約とインターネットに接続するためのプロバイダー契約がセットになっていることが多いですが、それぞれ別途申し込まなくてはいけない場合があるので注意が必要です。

STEP2 工事の日時の決定

工事の日時は、申し込み完了後に電話またはショートメッセージ(SMS)などを使って決定することが一般的です。

「工事」と聞くと何か大規模な作業を行うイメージを持たれる人も多いと思います。でも、ほとんどの場合、機器の取り付けや配線の接続作業がメインなので、安心してくださいね。

STEP3 工事の立ち会い、開通

光回線の工事の立ち合いは必要な場合と、不要な場合があります。光回線の工事に立ち会いが必要になるパターンは主に以下の4つです。

1. 戸建てで家まで光回線が引き込まれていない
2. 戸建てで光回線が引き込まれているが、屋内の配線が切断されている場合
3. マンション内に光回線が引き込まれていない
4. マンションで部屋まで光回線が引き込まれていない場合

上記の4パターンに当てはまる場合、作業員が自宅に来て工事を行う派遣工事となるため、工事に立ち会いが必要です。工事の立ち会いが必要か不要かは工事日決定の際に確認しておきましょう。

マンションの場合は、工事を行うためにオーナーや管理会社の許可が必要となる場合があります。マンションで光回線を利用したい場合は、こちらをご覧ください。

ADSLからの乗り換えなら「フレッツ光」がおすすめ!

この章では、光回線をご検討中の方に向け、「フレッツ光」の魅力をご紹介します。NTT西日本の光回線をおすすめする理由は以下の3つです。

・ 西日本エリア光回線契約者に選ばれてNo.1※1
・ 安定性を追求した高速通信が利用可能
・ 利用開始後の手厚いサポート

西日本エリア光回線契約者に選ばれてNo.1※1

NTT西日本が提供する光回線は、西日本エリア(北陸・東海・関西・中国・四国・九州)光回線契約数ナンバーワンのサービスです※1。 NTTグループは古くから通信業界に貢献し、今ではインフラの一つとしての役割を担っています。
※1 2022年9月末時点の西日本エリア(北陸・東海・関西・中国・四国・九州)におけるFTTH契約数シェア(2022年12月16日総務省報道発表資料「電気通信サービスの契約数およびシェアに関する四半期データの公表(令和4年度第2四半期(9月末))」に基づく(光コラボレーション事業者が提供するFTTHアクセスサービス(コラボ光)を含む))

これまでの豊富な実績と歴史に裏付けされた高品質の光回線だからこそ、多くの方に利用されています。信頼できる光回線を利用したい、という方はNTT西日本が提供する「フレッツ光」をぜひご検討ください。

安定性を追求した高速通信が利用可能

「フレッツ 光ネクスト」は、最大速度概ね1Gbps※2の高速通信で大容量データをストレスなく利用できます。動画コンテンツの視聴やゲームの利用が多い場合は、「フレッツ 光ネクスト」・「フレッツ 光クロス」で通信量の制限を気にせず自由にネットを利用できます※3

また「フレッツ光」史上最速スペック※4である最大概ね10Gbps※5を誇る「フレッツ 光クロス」※6のサービスも始まりました。高画質・大容量の動画コンテンツなどをとことん楽しみたい、という方は「フレッツ 光クロス」がおすすめです。

※2 技術規格上の最大値であり、実効速度ではありません。通信速度最大概ね1Gbpsタイプに変更されても、端末、LANケーブル、その他の利用環境・状況等により、実効速度が向上しない場合があります。詳細は【https://flets-w.com/user/support/sokudo_kaizen/】をご確認ください。
※3 インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境やご利用状況等によっては数Mbpsになる場合があります。ご利用環境とは、パソコンやルーター等の接続機器の機能・処理能力、電波の影響等のことです。ご利用状況とは、回線の混雑状況やご利用時間帯等のことです。
※4 技術規格上の通信速度に基づく比較。
※5 最大概ね10Gbpsとは、技術規格上の最大値であり実効速度を示すものではありません。なお、本技術規格においては、通信品質確保等に必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。
※6 2022年7月現在、提供地域は大阪府、和歌山県、京都府、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県の一部となります。詳しくはコチラ

利用開始後の手厚いサポート

「ルーターやWi-Fiの設定はできるだろうか」
「何かトラブルがあった場合どうすればいいのか不安」

など、ネットの利用で不安や悩みを抱える方も多いでしょう。「フレッツ光」は不安やお悩みをお持ちの方にも安心してご利用いただけるようにサポートいたします。

「フレッツ光」では工事のあとに有料オプションでインターネットの設定、Wi-Fiの設定など、すぐにご利用いただけるように担当者がお手伝いします※7。またご利用中に何か困ったことがあれば、電話やメールでNTT西日本担当者が丁寧に対応するので安心してネットを楽しめます。
※7 本サービスのご提供は、フレッツアクセスサービスの派遣を伴う回線工事と同時の1回限りです。

光回線をご検討中の方は、快適なネット生活のために、「フレッツ光」をおすすめします。

◆まとめ

この記事では、ADSLと光回線の違いについて主に以下の4点を解説しました。

1. 光回線とADSLの違い・見分け方
2. 光回線の選び方
3. ADSLから光回線へ乗り換えるときの注意点
4. 光回線の申し込み手順

ADSLから光回線に変更することでどんな影響があるのかを知ったうえで、自分の使い方に合った光回線を選んでいきましょうね。

「インターネット回線」を見直してみませんか? 「インターネット回線」を見直してみませんか?

リモートワーク、オンラインゲーム、スマートフォンのWi-Fiなど日々の仕事や暮らしで安定して高速な光回線が求められています。
光回線を選ぶなら、「NTT西日本品質」という選択を。

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チエネッタ編集部

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インターネットを楽しく・便利に使うための情報を発信しています。Wi-Fiを使った節約術や、パソコンの便利な操作方法など、暮らしに役立つ「チエ」と、会話を盛り上げる「ネタ」をお届けします。
運営会社:NTT西日本

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