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公開日:2023.06.15

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スマートシティとは? 身近な10ギガ光回線から始められるスマートホームも解説!

スマートシティのイメージ

「スマートシティ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。新技術を活用した都市のあり方のひとつであるスマートシティですが、実際にはどういったものかわからないという方も多いでしょう。スマートシティが注目される理由や、実現すると私たちの生活にどのような影響があるのかなど、詳しく解説します。身近なところから始めやすい「スマートホーム」についても解説しますので、ぜひご覧ください。

1スマートシティって何?

スマートシティのイメージ

スマートシティとは、ICTやIoT、AIなどの先端技術を活用して、エネルギーや交通システム、行政サービスなどのインフラを効率化することで生活やサービスの質を向上させ、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能で人々が住みやすい都市または地域地区のことです。

スマートシティの取り組みは世界各国で行われていますが、日本国内では国土交通省や総務省などが民間と一体となってスマートシティの実現を進めています。

身の周りのあらゆる物がインターネットにつながることで街の課題を解決し、快適で住みやすい街になるのではないかと期待されています。

・スマートシティが注目される理由

豊富な就業機会や高い所得水準などを求めて地方から都市部への人口集中は進み、さまざまな都市機能にも大きな負担がかかってきました。

こうした都市部への人口集中がもたらした課題がある一方、感染症を意識したリモートワークなどの働き方の変化は住む場所の変化も引き起こし、勤務形態や勤務スタイルの自由度が高まったことで地方への移住に関心を持つ人が増えているようです。

スマートシティが注目されるのは、ICTなどの最新技術である自動運転やドローン、データの分析や予測などを活用することで環境や人に配慮しつつ、人口集中による都市部の負担だけでなく地方における働き手の不足や住みづらさが解消され、不自由のない快適な生活が期待されるからでしょう。

スマートシティ化が進むことで、都市部より生活コストが安く、自然豊かな環境で暮らすことができる地方は、より魅力的な場所になっていくのではないかと考えられています。

・スマートシティが実現する未来

スマートシティにより、例えば以下のようなサービスが実現すると期待されています。

≪交通渋滞の緩和≫
都市部や観光地では交通混雑が問題になっていますが、スマートシティ化が進むことで緩和できると注目されています。車や道路にセンサーが設置され、交通量や事故などのリアルタイムデータをAIが分析し、信号を効率的に制御することで、渋滞の発生防止や緩和が期待されています。

≪高齢者のケア≫
高齢化が進むことで、特に一人暮らし高齢者の急病時の通報や搬送の遅れなどの課題が懸念されています。スマートシティでは、IoTなどの先端技術の活用により、人々の行動と症状や発病の関連性を見つけ、異常を早めに検知することが期待されています。

また、スマートシティの実現により、高齢化により生じる社会のさまざまな課題を解決することが期待されています。

≪防犯対策≫
IoTやAIの導入により、防犯カメラの映像から異常な行動を検知したり、顔認識により要注意人物を割り出したり、音声認識で悲鳴などを検知したりする機能などが実現されることで、警察やセキュリティ会社との連携が向上し、安心安全な街になることが期待されています。

・スマートシティを実現させるための技術

スマートシティを実現させるためには、さまざまな技術が必要です。ここではスマートシティの実現に必要な技術の例をご紹介します。

IoT(Internet of Things)
IoTは、さまざまな物にセンサーや通信機能を組み込んでインターネット上でデータや情報をやり取りする仕組みです。スマートシティでは、街灯や駐車場、渋滞情報などの情報を収集し、リアルタイムに利用者に提供することが期待されています。

ビッグデータ
ビッグデータは、膨大な量のデータを意味し、これを収集・分析することで、様々な分野における技術革新が期待されています。スマートシティでは、収集されたビッグデータを分析して、交通誘導や環境改善などの施策を立てることが期待されています。

AI(人工知能)
人工知能は、機械に学習・判断能力を付与する技術です。スマートシティにおける公共交通機関の自動運転や、渋滞や混雑の予測分析、交通制御などに活用されることが期待されています。

AR(Augmented Reality)
ARは、「拡張現実」とも言われ、現実空間にCGなどのデジタル情報を重ねる技術です。スマートシティでは、建物や道路上にAI技術による案内情報を表示することで、利用者のナビゲーションをサポートすることが期待されています。

IoTやAI、ARなどの先端技術について詳しく知りたい方は次のページもご覧ください。

■Q. IT、ICT、IoTとは何ですか?- チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/technology/cb_otherl32.html

■Q. 「AI(エーアイ)」ってなんですか?- チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/technology/cb_otherl34.html

■Q. VR、AR、MRとは何ですか?- チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/technology/cb_otherl42.html


次世代通信ネットワーク
現時点では、 多くの通信事業者により、最大概ね10Gbpsスペックの高速・大容量な光回線も提供が開始されていますが、次世代通信ネットワークは、大容量というだけではなく、最先端のネットワーク技術を利用しながら、さらなる情報通信ネットワークの可能性を広げていくための技術で、あらゆるものがつながるIoT(Internet of Things)の実現に貢献されるとされています。

2まずは身近なところからはじめてみよう

スマートホームのイメージ

生活に使うさまざまな物がインターネットに接続されている状態になることで、物同士が情報を共有し、生活やサービスの質を向上させることができます。身近なところではスマートホームがあります。近い将来、実現するかもしれないスマートシティでの暮らしを見据えて、まずは身近なスマートホームから始めてみましょう!

・スマートホームって何?

スマートホームとは、「子育て世代、高齢者、単身者など、様々なライフスタイル/ニーズにあったサービスをIoTにより実現する新しい暮らし」と定義され、家電製品をインターネットでつないでスマートフォンや音声でコントロールすることで、便利で快適な暮らしを実現しようとするものです。

例えば、スマートフォンを利用した家電製品のリモートコントロール、スマートスピーカーを通じた音声認識機能、玄関の自動ロックや防犯カメラの設置、省エネ機能を備えた照明の導入などが挙げられます。

スマートホーム化することで家庭の設備や家電をコントロール、管理することができるため、エネルギー消費の無駄を削減でき、光熱費の節約にもつながると考えられています。

インターネットにつなぐことができるスマート家電(IoT家電)については、次のページで詳しく紹介しております。

■生活が便利になる!スマートスピーカーとIoT家電のある暮らし- チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/technology/hb_smartspeaker-iot.html

・スマートホームのメリット・デメリット

<メリット>

・家電製品の操作が楽になる
家電製品がインターネットに繋がっているので、例えば、料理で手がふさがっている場合でもスマートスピーカーを通してテレビなどをハンズフリー操作することができたり、スマートリモコンでは家電製品ごとに異なるリモコンを操作する必要がないため、リモコンを探す手間も省くことができたりします。

・光熱費の節約
家電製品をスマートフォンなどと連携することで、例えばエアコンや照明の消し忘れが心配になった場合でも外出先から確認、操作が可能です。さらにスマート化を進める場合は、部屋に人がいなくなってから一定の時間が経過すると家電製品の電源を自動でオフになるように設定することで、光熱費の節約に役立ちます。

・防犯・セキュリティ
ネットワークカメラを設置し、室内に不審者が侵入した際にセキュリティ会社に通報されるように契約しておくことで、万が一、不在時や就寝時などで侵入者に気が付かなかった場合でも、迅速な対応が可能になります。また、家の様子を見ることができる機能がついていれば、外出時にも安心です。
外出先からの遠隔、一括操作ができるスマートリモコンについては次のページをご覧ください。

■スマートリモコンとは? できること・便利な機能を紹介!- チエネッタ
https://flets-w.com/chienetta/lifestyle/atr_ser-cat36_smart-remote-control.html

<デメリット>

・導入コストが高くなる可能性がある
現在利用している機器がスマートホームに対応していない場合は、家電製品の買い替えなどが必要なため導入コストがかかる可能性があります。よく調べずに機器を導入すると、余計に費用がかかってしまうので「家の中のどこをスマート化すれば、家事が楽になり、暮らしが便利(快適)になるのか」といった点を検討してから導入を決定するようにしましょう。

・利便性がインターネット環境に依存する
スマートホームは、さまざまな機器がインターネットに繋がっているため、安定したインターネット環境が必要となります。通信速度が遅い、Wi-Fiの接続が不安定など、インターネット環境が悪い場合は家電の操作が思うようにできない可能性もあります。

安定したインターネット環境には光回線がおすすめです

スマートシティやスマートホーム化などが進むにつれ、通信がより安定する大容量の通信環境として、10Gbpsのインターネット回線の提供を開始している通信事業者が増えてきており、これからは10Gbpsがインターネット回線選びのスタンダードになることが予想されます。

NTT西日本では「フレッツ光」史上最速スペックの最大概ね10Gbpsの「フレッツ 光クロス」を提供しています。

また、光コラボレーション事業者からも最大概ね10Gbpsスペックのサービスが提供されています。

高速で安定性を追求したインターネットを提供するNTT西日本品質で、容量通信を快適に楽しむことができるため、スマートホームのように安定したインターネット環境が必要な方や、オンラインゲームや動画視聴などを大容量通信で快適に楽しみたい方などにおすすめのサービスです。

興味のある方は「フレッツ 光クロス」がお住まいのエリアで利用できるか「提供エリア確認」で調べてみてください。

なお、10Gbpsというのは技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではないので、利用する環境や機器によって速度が大きく低下する場合があることも押さえておきましょう。

3まとめ

今回はスマートシティとスマートホームについてご紹介しましたが、どちらも私たちの生活をより快適に暮らしやすくしてくれるものです。スマートシティの実現やスマートホームの構築だけでなく、これからの私たちの未来にインターネットは更に必要不可欠となってくるでしょう。ぜひこの機会にインターネット回線の導入や環境の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2023年6月15日現在の情報です。

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